「足るを知る」とは、自分が必要とするものや満足するべき範囲を理解し、適切な判断をすることを指します。
「足るを知る」ことができるようになると、自分の欲求を抑制し、無駄な消費や過剰な欲望を抑えることができます。
しかし、新年度に向けては何かと物入りで、物欲が刺激されることも多いですよね。
そこでfumumu取材班が、「足るを知る」ポイントについて、詳しい話を聞きました。
①物質的な豊かさについて
「モノありきではなく、自分の生活に必要かどうか、自分が本当に欲しいかどうかを考えた上で、それに見合った金額で購入することが大切です。
必要かどうかを見極めるポイントは、使うタイミングで購入すること。『あると便利』と思って買っても、実際に使ってみると役不足だったり、必要以上のスペックにお金をかけてしまっていることもあるので。
自分が本当に欲しいかどうかは、『ないと困るか』がポイントです。なくても平気なら、足りているということです」(30代・女性)
②人間関係について
「友人や家族との交流は心の安心につながりますが、多ければ多いほどいいわけではありません。交流が多ければ人間関係が複雑になり、ストレスを感じることもあります。
『足るを知る』ポイントは、『自分が本当に大切にしたい人たちは誰なのか』です。そのためには、自分自身がどうしたいのか、考え方や行動を見つめ直すことも、人間関係の改善に役立つと思います」(30代・女性)
③自己実現について
「自己実現とは、自分自身の可能性を最大限に引き出すことです。しかし無理な目標を設定したり、完璧主義に陥ってしまうと、逆にストレスを感じたり挫折感を味わってしまうこともあります。
そうならないためにも、『足るを知る』ことは大切で、自分が本当に望んでいることを明確にし、適切な目標を設定することが重要です。
また自分自身の強みや特性を理解し、それを生かすことも、自己実現の理想型だと思います」(30代・女性)
「足るを知る」ことができるようになれば、必要最低限のもので満足できるようになり、お金をかけなくてもより充実した人生を送ることができるようになります。
新年度に向けて、必要なものや適切な行動を見直してみてもいいかもしれません。