昔から続く「習慣」に疑問を感じる人も少なくないようです。
結婚式やお葬式のような、かしこまった場で気になるのが「マナー」。
日本には色々と重んじるものがありますが、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介さんが投稿した「あるツイート」が反響を呼んでいます。
■「ATMにピン札でてくるボタンつけてくれ」
このほど話題になったのは、伊藤さんが今月2日につぶやいたあるツイート。「冠婚葬祭の度に思うんだけど、手数料がかかっていいからATMにピン札でてくるボタンつけてくれ頼む」と訴えたものです。
投稿には「くそ…いいねを押してしまうくらいわかりみが深い」「マジで同じこと思うわ。冠婚葬祭と正月になると本当に思う」など多くの共感の声が。
■新札マナーに様々な声
なお正しくは、新札を用意するのは結婚式などで渡す「ご祝儀」のみとされており、葬儀などで渡す「ご香典」は新札だと逆にマナー違反になります。
つぶやきには「私はそれ以上に『冠婚葬祭はピン札じゃないとだめ』という習慣をなくしたいです」「むしろ結婚式はピン札じゃないといけない文化をなくしてほしいし、なんならキャッシュレスにしてほしいくらいです(情緒ないですが)」といった声も。
「新札を用意しなければいけない習慣」自体に疑問を感じている人は少なくないようです。
■約3割「新札を用意できず焦ったことあり」
ちなみに、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象にこの件について調査を行なったところ、全体で37.8%の人が「新札を用意できず焦った経験がある」と回答。
男女比で見ると、男性は32.6%に対し、女性は42.7%と、女性のほうがやや該当率が高いことが分かりました。
■60代女性「間に合わせるために…」
この件について編集部が話を聞いた60代女性は「今まで何度か結婚式に参加してきましたが、焦った経験はあります。間に合わせるためにアイロンで伸ばそうとしたり、窓に貼り付けたり(笑)色々と試しましたね」と話しました。
ちなみに、新札はその名の通り「新しいお札」のことで、まだ使われていない「未使用のお札」のこと。一方で「ピン札」は使っているけれど折り目がついていない「使用済みであるが、キレイなお札」のことを指します。(書いてる編集部員も今いち認識していない部分がありました…。)
調べてみたところ、マナーとしては新札を用意することが一番最善だそうですが、時間がない場合は「ピン札」でも大丈夫とのこと。伊藤さんの投稿には「アイロンしたら万札焦がしたことがあります。アーメン」といった失敗談をつぶやく声も見られました。