2023年4月から、大手電力会社の多くが電気料金の値上げを発表しています。
経済産業省資源エネルギー庁・省エネポータルサイト掲載『家庭における家電製品の1日での電力消費割合』によれば、夏季の場合、エアコンが34.2%、冷蔵庫が17.8%、照明が9.6%と、全体の5割以上を占めています。
つまり電気代を節約するためには、これらの電気消費割合を少なくすることがポイントとなります。
fumumu取材班が、電気代を賢く節約する方法について、家電別に実践者たちに詳しい話を聞きました。
①エアコン
「日差しが強くなるこれからの時期は、カーテンを使って日差しをカットするだけでも、エアコン代の節約になるのだとか。
私はニトリで購入した遮光&断熱カーテンを愛用していますが、冷房の効きが良くなった気がします。
ちなみに、昼間でもカーテンを閉めておくことで、室内をより涼しく保つことができますよ。仕事などで日中に家を空ける際は、試してみるといいと思います」(30代・女性)
②冷蔵庫
「経済産業省資源エネルギー庁のデータによれば、冷蔵庫にものを詰め込んだ場合と、半分にした場合を比較した結果、年間で約1,360円の節約になるのだとか。
詰め込むものの量によってこんなに電気代に差ができるとは知らなかったので、目から鱗が落ちました。
今では、冷蔵庫内の整理整頓をまめに行い、庫内のモノが少なくなるように気をつけています。結果、モノを探す時間がなくなり、扉を開けている時間も短くすることができたので、節約の相乗効果が得られていると思います」(30代・女性)
③照明
「54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換するだけで、年間約2,790円の節約(2,000時間使用した場合)になると、経済産業省資源エネルギー庁のデータにありました。
賃貸住まいの場合、設備でついている電球をそのまま使っていることがほとんどだと思いますが、長く住む予定がある人ほど、電球を見直したほうが節約になるかもしれません」(30代・女性)
同データによれば、待機電力は全体の6.0%ほど。リモコン操作を受け付ける家電ほど待機電力を消費しているそうなので、使わない家電は主電源を切ることでもさらに節約ができそうです。