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驚きのプルふわ食感!50年以上の人気商品「アンデケン」の「チーズケーキ」/人気店の定番スイーツ vol.54

グルメ
長年愛される「定番」スイーツ紹介の連載第55回は、滋賀県近江八幡市で1965年から続く洋菓子店「アンデケン」の創業時からの代表菓子、「チーズケーキ」をご紹介します。スフレタイプのチーズケーキなのですが、想像を超えるプルプル、ふわふわ食感に驚かされました。どこか昔懐かしく温かみあるビジュアルも魅力です。

和菓子店から始まった“想い出”という名の洋菓子店

現在は2代目の島田渡シェフが継承する滋賀県の老舗洋菓子店「アンデケン」。先代が1965年に洋菓子専門店として創業。それ以前は餡の販売なども行う和菓子店だったそうです。1988年、琵琶湖の東岸にあたる近江八幡市に移転し、「チーズケーキの店・アンデルセン」と屋号を改称。さらに1999年、ドイツ語の「Andenken(想い出)」という言葉に由来する、現在の店名となりました。1995年には、北側に隣接した彦根市内にも支店をオープンしています。

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メレンゲと蒸し焼きが決め手、人気No.1のふわふわチーズケーキ

50年以上、変わらない味を提供する「アンデケン」の「チーズケーキ」の材料は、小麦粉・牛乳・卵・チーズ・砂糖と、仕上げに使うパイナップルとあんずジャムのみ。

その味わいの秘密は、クリームチーズなどと比べて、より濃厚で凝縮された旨味と香りを持つオランダ産のゴーダーチーズ。重さ16kgもある塊を仕入れ、店で細かくして使っているそう。「チーズは苦手でもこのケーキは別」というお客様も多いという、お店No.1の人気商品です。

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卵白と砂糖を泡立てたメレンゲをチーズ生地に混ぜ込み、ショートケーキのスポンジ用と同じ型に流し、上にひと口大にカットしたパイナップルのコンポートを並べて焼き上げます。オーブン内にお湯を張って蒸気を当てながらじっくりと蒸し焼きにする「湯せん焼き」という製法です。

生地がふくれすぎないように、しっかりとメレンゲを合わせて気泡をある程度つぶす、オーブンを密閉しないよう前扉をあえて開けて焼くなど、細やかな調整をしています。

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オーブンの上火で美味しそうな焼き色をつけ、下火でしっかりと浮かせるようなイメージとのこと。仕上げに、あんずジャムを表面に塗って艶と酸味とをプラスし、完成です。

冷凍配送では再現できない、みずみずしさとふんわり食感

この「チーズケーキ」を初めてお取り寄せした際、最近は多くのお店がそうであるように、冷凍で届くと思っていたのですが、意外にも冷蔵配送。しかし、箱を開けてフルフルと揺れる繊細な質感を目にして、なるほど、と胸が高鳴りました。フォークを入れ、口にしてさらなる驚き。これまで、スフレタイプのチーズケーキも色々と食べてきましたが、ここまでみずみずしく、プルプル&ふわふわの食感のものに出会ったのは初めてでした。

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カスタードのようなやさしい甘さとチーズの香ばしさの中に、パイナップルとあんずジャムの甘酸っぱさがアクセントとなり、どこかノスタルジック。心がほっこりするようなスフレチーズケーキです。

砂糖の分量を出来るだけ少なくしているため、冷凍・解凍すると離水を起こし、この食感を保つのは難しいそう。そのため冷蔵配送で、日持ちは製造から3日間。配送に2日間以上かかる一部地域には発送出来ません。それでもやはり冷凍には出来ないという、そのこだわりもよくわかります。

一方、冷凍配送にも対応している「近江レンガ」は、「キリ」のクリームチーズを使ったプチサイズの濃厚チーズケーキで、こちらもお勧めです。

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オンラインショップで選べる「チーズケーキ」のサイズは、直径15cmの5号と、直径18cmの6号。6号サイズは、一見すると、ちょっと大きすぎると思うかもしれませんが、想像を超える軽やかさで、もう1切れ、とパクパクと食べ進んでしまいます。4人程でも、1日で完食してしまうのではないかと思いますので、ぜひお試しを!

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