フェムケアやフェムテックなどの言葉は知っているけれど、デリケートゾーンのケアって何から始めればいいのかわからない人も多いはず。デリケートゾーンとは、大陰唇・小陰唇などショーツで覆われる範囲の膣周りを表しています。普段、下着に覆われているため、乾燥やムレ、ニオイなどの悩みが発生しやすい場所。正しいケアの方法を知って、デリケートゾーンを清潔に保ちましょう。
デリケートゾーンはなぜ特別なケアが必要なの?
デリケートゾーンのph値は他のパーツと違い粘膜に近く、雑菌の繁殖を防ぐため3.8〜4.5という酸性に近い弱酸性に保たれています。経皮吸収率は、顔の肌に比べ43倍で塗布されたものの約60%が血液に吸収されます。ストレスや疲労、生活の乱れなどが原因でアルカリ性に近づき、雑菌が増えやすい状況になります。またデリケートゾーンは「恥垢(ちこう)」というお湯だけで落としきれない膣まわり特有の脂性の汚れが溜まりやすい場所でもあります。だからこそ、うるおいは残したまま、しっかり恥垢を落としてくれるデ専用に作られたアイテムでケアをすることが大切なのです。
デリケートゾーンの洗い方をマスターしよう!
恥垢が溜まりやすい大陰唇と小陰唇のひだの間を、泡で優しく包み込むように洗いましょう。キレイにしたいからといってゴシゴシ擦るのは厳禁です。泡のすすぎ残しがないようにしっかり洗い残します。膣の中は粘膜の自浄作用があるので、洗う必要はありません。
デリケートゾーンのソープには種類がある!
デリケートゾーン用のソープは泡立てて使うリキッドタイプや、そのまま肌になじませて使うジェルタイプ、泡タイプ、固形石鹸タイプがあります。
[リキッドタイプ]
泡立てて使う。容器に入った状態で保管できるのでいつでも衛生的に使用可能。
[ジェルタイプ]
そのままジェルを肌になじませて使う。
[泡タイプ]
本体をプッシュするだけで柔らかい泡が出てくるので泡立てる手間がなく手軽に使えて便利。
[固形タイプ]
手や泡立てネットで泡立てて使うタイプ。使用後に石鹸や泡立てネットを乾燥させる手間はあるけれど、泡の量や固さを自分で調節できるのが特徴。
ニオイが気になる場合は、香料入りのものを選びましょう!
形状の種類は自分のライフスタイルに合わせて好みのものを選びましょう。また、デリケートゾーンのニオイが気になる場合は、香りつきの商品を選ぶのもオススメ。様々な香りが登場しているので、からだも心もリラックスできる香りを選びましょう。
正しく洗ったあとはしっかり保湿!
デリケートゾーンは下着や洋服などで刺激を受けやすいセンシティブなパーツなので、洗ったあとは、顔のスキンケアと同じようにしっかり保湿しましょう。保湿をおこたると、乾燥によるかゆみや黒ずみ、シワなどの肌トラブルが起こる可能性も。保湿アイテムを選ぶ際は、肌の悩みや好みのテクスチャーで選ぶのがオススメ。
【化粧水タイプ】
サラリと肌になじむ使い心地が好きな人向け。
【クリームタイプ】
乾燥による黒ずみケアもしたい人向け。
【オイルタイプ】
膣マッサージなども行う場合はオイルケアを選んで。
顔の皮膚と同じ用に薄い皮膚でできているデリケートゾーンは顔と同じようなステップケアを取り入れましょう。
①専用の化粧水で水分を与える
②乳液やクリームで保湿
③オイルマッサージ
ステップケアを気軽に取り入れるために、1つのブランドのアイテムをライン使いするのもオススメ。スキンケアと同じ用にライン使いすることで、最大限の効果を得ることができます。