切れ味が悪くなった包丁を研ぎたいとき、必ずしも手元に砥石があるとは限りません。SNS上では、アルミホイルを使って包丁の切れ味を復活させる裏技が紹介され、「知らなかった」「ありがたい情報」と注目を集めています。本当にアルミホイルで切れ味が戻るのか、実際に検証してみました!2023年5月28日 更新
アルミホイルで包丁の切れ味が復活する?
包丁の切れ味が悪くなると、トマトのようなやわらかい食材が切りにくくなりますよね。砥石やシャープナーがあればいいのですが、手元にない場合もあるかもしれません。
SNSやネット上では、アルミホイルで包丁を研ぐ裏技が紹介され、注目を集めています。家にあるアルミホイルだけで包丁の切れ味が戻るならうれしいですよね。
SNSでは「ありがたい情報」「知らなかった」の声
この裏技に、SNSでは「すごくありがたい情報」「知らなかったから今度やってみよう」「砥石で研ぐのがめんどうなときに手軽にできる」など反響の声が寄せられています。
はたして本当に包丁の切れ味が復活するのでしょうか?筆者の家にある少し切れ味が悪くなった包丁を使って、検証してみたいと思います!
手順
1. アルミホイルを半分に折る
アルミホイルを20~30cmほど出し、半分に折ります。三つ折りでもOKです。
2. 包丁でアルミホイルを切っていく
アルミホイルを包丁で細切りにしていきます。前後にスライドさせずに、引いて切りましょう。
3. アルミホイルの最後まで切れたら完了
間隔を狭めに、たくさん切っていきます。全部切れたら軽く水で洗って完了です。
見違えるほどではないが、少し切れ味が復活!
試しにレモンを切ってみると、たしかに研ぐ前よりも少し包丁の入りがよくなりました。
見違えるほど切れ味がよくなったとは言えず、日々の手入れとして実用的かは微妙なところですが、応急処置としては十分。
シャープナーが手元にない緊急時や、アウトドアなどでは活躍してくれそうなので、知っておいて損はありません。
なぜアルミホイルで包丁の切れ味がよくなるの?
この裏技、実はアルミホイルで包丁を削っているわけではないんです。
アルミホイルを切ることで、包丁の小さな刃こぼれや細かい傷にアルミホイルが入り込んで刃がなめらかになり、切れ味を復活させるという仕組みだそう。これは構成刃先と呼ばれる現象で、はさみにも応用できるとのこと。
効果は一時的なもので、すぐに切れ味が戻ってしまう点にはご注意ください。
アルミホイルで包丁を研ぐときの注意点
木製まな板の上ではやらない
アルミホイルを木製のまな板の上で切ると、黒い跡が残る場合があります。これは水や洗剤で洗ってもなかなか落ちないので注意。
お湯とたわしで何度もこすることで気にならない程度まで落とせましたが、できるだけ木製まな板は避けるのをおすすめします。