火を使わずレンジだけで作れる温奴は、忙しい日やあとひと品ほしいときに重宝する副菜です。レンジで加熱するだけで豆腐のなめらかさとやさしい口当たりを引き出せるのが大きな魅力。この記事では、レンジ温奴の作り方と失敗しないコツをご紹介します。簡単アレンジも必見です。2025年12月16日 更新
冷奴より温かく、湯豆腐ほど手間がかからない「温奴」
温奴とは、温めた豆腐に調味料をかけた料理です。電子レンジで完結するため、火を使わない手軽さが大きな魅力。カロリーが低く、夜食・朝食・ダイエットに向く点も日々の献立に取り入れやすい理由と言えます。
また「洗い物少ない」「調理が早い」「1人分でも作りやすい」という特徴から、湯豆腐と比べて手間がかからないのもうれしいですね。
冷奴・湯豆腐との違い
冷奴：切ってそのまま食べる。ひんやり・さっぱり。
湯豆腐：鍋で加熱し、昆布だしなどを使って本格的に作る料理。
温奴：だし不要、レンジで加熱するだけ。味付け次第で和洋問わずアレンジ自在。
失敗しない！温奴をレンジで作るときの基本手順
1. 絹豆腐または木綿豆腐を用意し、豆腐をパックから取り出し耐熱皿に入れる
2. フォークで数箇所穴を開ける
3. ラップをふんわりとかける
4. 電子レンジ600Wで1分〜1分20秒加熱する
※加熱ムラを防ぐため、途中で一度向きを変えたり豆腐を器の中心におくようにしたりするのがおすすめです。
1人前（150〜200g）の加熱時間目安
600W … 1分〜1分20秒
500W … 1分20秒〜1分40秒
爆発を防ぐ3つのコツ
爆発を防ぐ3つのコツ
フォークで穴をあける or 表面を切っておく（蒸気口を作る）
ラップはふんわりかける（密閉しない）
加熱しすぎない（目安時間を守る）
レンジ加熱すると豆腐内の水分が蒸気になり、内部で膨張します。加熱時間が長いと、蒸気が外に逃げようとして破裂してしまうので注意が必要です。
爆発はラップの密閉や蒸気の逃げ道がないのが原因。「豆腐に穴を開ける＋ふんわりラップ」で防ぐことができます。
実は器の選び方も大切！
温奴は、器の選び方も大切です。耐熱皿や耐熱ボウルを使い、ある程度深さのある器を選ぶのがおすすめ。加熱後に豆腐から出る水分がこぼれず、味付けもしやすいですよ。
おすすめの食べ方1. 基本のめんつゆ温奴
めんつゆで味付けするシンプルな温奴です。電子レンジで加熱した温奴に、かつおぶしと小口ねぎをトッピング。めんつゆ（2倍濃縮）小さじ2〜3杯をまわしかけます。
ふんわりやわらかい温奴のおいしさを存分に感じられる食べ方です。お好みでおろししょうをのせると風味がよくなり、天かすをプラスするとサクサクッとした食感と旨みが感じられます。
おすすめの食べ方2. チーズ × ブラックペッパーの洋風温奴
洋風のおつまみ風に楽しむ、チーズ × ブラックペッパーの洋風温奴。豆腐の上にとろけるチーズ1枚かピザ用チーズ大さじ2杯ほどをのせて、ふんわりラップをかけて電子レンジで加熱します。粗挽き黒こしょう少々とオリーブオイルをひとたらしして完成。
さっぱりとした温奴にとろ〜りまろやかなチーズが絡んで、パンにもお酒にも合います。お子さんも喜んで食べてくれますよ。
おすすめの食べ方3. キムチ × ごまの韓国風温奴
ピリッとパンチの効いた味付けが好きな方やおつまみにしたい方にぴったりのキムチ × ごまの韓国風温奴です。電子レンジで加熱した温奴に、キムチ大さじ1〜2杯を盛り付けてごま油をまわしかけます。
白炒りごまをひとつまみ振って完成です。お好みでキムチと納豆を混ぜてトッピングすると、ごはんにも合うおかず温奴になりますよ。
