「ない」と考える人は2割弱
わが子にさまざまな「体験をさせられない」と考える人が8割以上を占めるなかで「体験格差はない」と答えたママも17.7%いました。
『多少出費がかさんでも、日常でできない体験や習いごとは人生を豊かにしてくれるので』
『やりたいことはすべてさせてあげたいから』
多くのママ・パパたちはこう願っていることでしょう。とはいえ、時間もお金も無限にあるわけではありません。どこか我慢や無理をしながらも、わが子のためにと賢明に頑張る親の姿があるのも現実といえそうです。
社会全体で子どもを育てていく視点
今回のアンケート結果をみると、大多数のママ・パパは「お金」や「時間」がなくて、思う存分わが子に体験をさせられないと考えていることがわかります。親の経済状況や働く環境が、子どもの教育や体験に大きく影響しているとも言えそうです。
一方でお金をかけなくてもできる体験、付き添いの大人がいなくても子どもだけで参加できる教室を探すという手もあります。市区町村主催のイベントやNPO法人が企画するイベントなど、お子さんと一緒に探してみてはどうでしょう? 「お金がないから、時間がないから仕方ない」と考えるのではなく、できる範囲で参加できる方法をみつけるのもよさそうですし、そういった機会がさらに増えてほしいと願います。
”教育格差”や”体験格差”など、住む環境や親の所得によって子ども間に格差が生まれるのではなく、誰もが同じように学び・体験できる社会こそが、成熟した社会といえるでしょう。社会全体で子どもを育てていく。そういう視点こそが大切な気がします。
【アンケート概要】
総回答数:1,699票
調査方法:インターネット
調査月:2023年5月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・なかやまねこ