せっかくスタイリングしたのに、湿気や生えグセのせいですぐに崩れてしまう……。前髪は顔の一部とも言われるほど大切なパーツ。汗をかいたり、湿度が高くなるこれからの季節こそ、崩れないポイントを押さえておきたいところ。人気美容師のMANAEさんが、前髪のブロー方法からお直しテクまで、徹底的に伝授します。
教えていただいたのは…
Violet
MANAEさん
Instagramでヘアアレンジやメイクのテクニックを惜しみなく発信し、「わかりやすい!」と10~20代の女性を中心に人気。ここ数年は韓国ヘアを極め、セミナーなどで講師としても活躍。
前髪が崩れてしまう原因とは?
(MANAEさん着用)全て本人私物 (鈴木ゆうかさん着用)ラベンダートップス ¥5000/Olu. 片耳ピアス ¥18700、イヤカフ ¥18700/e.m. 青山店(e.m.)
原因1髪が湿気や汗を吸収してしまう
原因2おでこや生え際の皮脂が吸着して重くなる
原因3生えグセがリセットできていない
「前髪には、割れたり浮いたりうねったりと、厄介な生えグセがついていますよね。ブローの際にきちんと伸ばしておかないとスタイリングが上手く決まりませんし、長持ちもしません。また、髪は水分の影響を受けやすく、湿度が高くて汗をかきやすい季節はセットしても水分を吸収して崩れてしまうことが……。皮脂によるベタつきで重くなることも、崩れる原因のひとつになっています」(MANAEさん)
【プロに教わる前髪キープ術】根元のクセリセット〜完成
全てスタイリスト私物
必要なものはこの5つ!
・ブラシ
・キープスプレー
・ドライヤー
・カーラー
・巻く前オイル
巻く前オイルとは?
髪を巻く前につける専用の下地オイル。髪を熱から守ったりツヤを出したりする以外に、カールをキープする効果があるすぐれもの。巻いた動きを長持ちさせたいときに便利なアイテム。
【まずは、前髪の根元のクセリセットからスタート】
1. 根元をビシャビシャにぬらす
トップス/スタイリスト私物
生えグセは根元からついているもの。手に水をつけたら、根元をこするようにしてたっぷりと水分をなじませるのがコツ。顔を洗うついでにぬらしたり、水スプレーを使ってもOK。
2. 3束に分けてサイドバングの乾かし忘れを防止
クセで割れたり浮いたりしやすい前髪の端部分を意識して乾かせるように、両サイド・中央の3つに分ける。こめかみのぱっくり割れの予防にも!
3. クセの強い方を、斜めに引っ張りながらドライ
前髪は毛量が少なく、あっという間に乾いてしまうため、いちばんクセが強い部分からドライスタート。温風を根元に当て、反対側に向かって強めに引っ張りながら乾かす。
4. 真ん中は手ぐしで振りながら生えグセをリセット
前髪の両端を乾かしたら最後はセンター。毛穴を乾かすイメージで温風を当てると、根元にもしっかり風があたる。手ぐしを根元に入れて左右に振りながら、根元の生えグセを整える。