「人に頼れない」と悩む人に、ひとりで抱え込んでしまう理由を聞いてきました。
困難な状況に直面したときに、周囲の支援や助言を受けることは大切です。ただ、中には頼ることが苦手で、ひとりで抱え込んでしまう人もいますよね。
周りに頼れないことに、なにか理由はあるのでしょうか? 実際に「人に頼れない」と悩む人たちに、fumumu取材班が理由を聞いてきました。
①自分を過信している
「私の場合は、自分の能力を過信していることが多いかも。仕事でキャパオーバーになりそうなときも、『自分ならまだ大丈夫!』と余力を見誤ってしまうんですよね。
結局自分の限界をこえないと対応できないほどになって、余裕がなくなってしまうんです。人に頼ることが上手な人は、自分の限界をしっかり把握しているのかも。
余裕がなくなる前に、自分が背負っている荷物を下ろすのが得意なんですよね。変なプライドを捨てて、人の視点や経験を素直に借りる姿勢が大切なんだろうなーと思います」(20代・女性)
②人を信じていない
「そもそも、周囲の人をあまり信じていないかな。自分を守れるのは自分だけだと根本的に思っているから、咄嗟に周囲に頼れないんです。
たぶん、人に期待をしすぎているんだと思います。自分のすべてを助けてくれないならいい! と、殻にこもってしまう感じ。
他の人は、小さなお願いをするのが上手に見えます。人に頼るのって、人に依存することじゃないですもんね。ちょっとしたお願いができるようになったら、人に頼ること自体にも慣れていくのかもしれないです」(30代・女性)
③自己犠牲に酔う
「困難な状況であればあるほど、自分に酔うところがあるかもしれないです。『こんなにしんどいのに、ひとりで努力していてえらい!』と、ドラマの主人公の気分になってしまう。
最近は、悲劇のヒロインになりそうになったら『そういうのいいから!』と自分でツッコミを入れるようにしています(笑)単純なことだけど、意外と効果があるんですよね。自分に酔っていると自覚することで、問題を解消するための建設的な方法を考えられるようになるんです。
自己犠牲の精神でいても、物事が解決する保証はないから。取り返しのつかないところまで追い込まれてしまうのは避けたいですしね」(30代・女性)
周囲の助けを受け入れることは、自分を成長させるいい機会なのかもしれません。
人を信じることに不安を感じる瞬間もありますが、その恐怖を乗り越えることで、自分の殻を破る第一歩を踏み出すことができそうです。