依然として預貯金を選択する人が多い
今回のアンケートでも55.4%という過半数のママたちが、将来のお金の不安解消のために「預貯金」をしていると回答しています。お金を運用するよりも、預貯金で守っていこうと考える人が多い傾向にあるようです。預貯金に馴染みがあればあるほど、資金を動かす・増やすことには抵抗があるのかもしれません。また増やすための手段として、どの金融商品を選べばよいのかわからない、どのように始めたらよいのかわからない、といった思いをもつ人も少なくないのではないでしょうか。
自身の踏ん張りと同時に社会的な支援も必要
今回のアンケートを通じて、ママたちが感じている「将来のお金の不安」の要因は大きくわけて2つあることが見えてきました。ひとつは子どもの教育費、もうひとつは自身の老後の資金です。
『子どもの教育費にどれくらいかかるかが不安』
『老後の資金が不安』
けれどママたちは、ただ手をこまねいているわけではありません。預貯金、保険、投資……とありとあらゆる手段をもって、備えようとしています。さらには、
『ひたすら稼ぐ』
「副業をはじめた」「仕事を辞めない!」「健康に働けるために体調管理」という声も聞かれます。こうしたママ・パパの踏ん張りも大切ですよね。令和5年6月には政府が「こども未来戦略方針」を発表しました。経済的支援など子育て世代への支援が計画されています。ママ・パパの頑張りと同時に、社会全体でこれからの日本を担う世代を支えていく制度の充実にも期待したいところです。
参考:内閣官房ホームページ|こども未来戦略会議|「こども未来戦略方針」
【アンケート概要】
総回答数:1,175票
調査方法:インターネット
調査月:2023年7月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・Ponko