私たちにとって永遠のテーマとも言えるお腹やせ。お腹まわりをスッキリさせるために、皆さんは普段どんなエクササイズを行っていますか?今回はエクササイズをやってはいるけど効いているか分からない…そんな経験がある方に向けて、お腹やせのために覚えておいて欲しいことと効果的なエクササイズをご紹介します。
お腹の筋肉が落ちるとどうなる?
「痩せたい」と思ったら、まずお腹の脂肪を落としたいと考える方が多いでしょう。「ウエストを細く、薄いお腹にしたい」と思っていても、正しくエクササイズをしないと脂肪だけではなく筋肉が落ちてしまうこともあります。
しかし、お腹の筋肉がないことによって起こる不調があることをご存知でしょうか。例えば、お腹の筋力が低下すると姿勢がどんどん悪くなってしまいます。姿勢が悪くなることは肩こりが悪化し、首も凝り、頭痛を引き起こしやすくなる、眼精疲労など様々な不調が起こる引き金となっています。きっかけはお腹の筋肉だったにも関わらず、影体の隅々にまで不調が広がってしまうのです。
そして、今は意識をしなくても当たり前に立って歩けていますが、年々筋力が落ちることで高齢になった時に自分の体を思うように動かせなくなってしまう、背筋を伸ばしたいなんて夢のまた夢…といった状態になってしまう可能性も少なくありません。
お腹を鍛えるということは、見た目を整えるだけでなく将来の自分のためでもあるのです。
お腹の筋肉はどこから鍛えると良いの?
お腹の筋肉を鍛えると言ってもどこからやればいいの?と迷ってしまう方もいるでしょう。筆者のおすすめは今回ご紹介する腸腰筋です。腸腰筋はインナーマッスルの一つで、太ももを上げる動作の時に使っています。腸腰筋が弱くなっていくとポッコリお腹になりやすくなってしまう、反り腰になって腰痛を引き起こしやすくなると言われています。
腸腰筋を鍛えることで天然のコルセットをお腹に巻いているような状態になります。とても効率的にお腹を引き締められる上に、不調を緩和しやすくなります。
腸腰筋エクササイズ
今回ご紹介するエクササイズは、動きがゆっくりなので息が上がったり苦しくなったりすることがないため、運動やトレーニングが嫌な方にもオススメです。逆に「これって効果あるの?」と感じる方もいるかもしれませんがじわじわ効いてきますので、のんびり続けてみてください。
<やり方>
photo by KogaNatsumi
1)マットの上で体育座りになる
photo by KogaNatsumi
2)背筋を伸ばしたまま、上半身を軽く後ろに引き、両手を前に伸ばす
photo by KogaNatsumi
3)2)の状態をキープしたまま、片脚ずつ持ち上げる。マットから20cmほど離せればOK。動きがきつければ無理ないところまでで大丈夫です
photo by KogaNatsumi
4)脚を交互に上げ下げし、20回行う
背筋を伸ばしている状態をキープできていれば、テレビを見ながらでもできちゃうトレーニングです。脚を上げる高さや繰り返す回数によって強度を変化できるので、ご自身に無理がない中で続けられるでしょう。今だけでなく少し先の未来を想像して、ぜひ習慣化してくださいね。