長持ちさせるためのお手入れ方法は?
湿気と汚れをこまめに取ることがお手入れの鉄則。
マットレスを劣化させる主な原因は湿気と汚れ。放置すればダニやカビが繁殖しやすくなるので、睡眠衛生を保つためにもお手入れしたい。「起床後は掛け布団をめくり、マットレスの湿気を発散させることを心がけましょう。高温多湿な時期はマットレスを上げて陰干しを。その際、扇風機をかけて風を通すのもおすすめです」。普段シーツで覆われているマットレスの表面には、ダニの死骸などの汚れが溜まっている。「特に頭周辺や縫い目部分に溜まりやすいので、布団クリーナーなどで月1を目安に掃除しましょう」
マットレスの買い替えタイミングは?
10年が買い替え検討の目安。寝心地の変化も基準にして。
定期的なメンテナンスで長持ちさせることはできても、どのマットレスにも寿命はある。メーカーごとに耐用年数にバラつきはあるけど、大体10年が目安。でも腰が当たる中心部分が凹んでいたり、破れやほつれがあるなら使用歴10年前でも買い替えたい。「もし見た目に変わりがないとしても、寝心地が変わったと感じるなら買い替えのタイミングです。また体型が変われば、購入した当時はフィットしたマットレスも合わなくなります。最近硬く感じる、柔らかすぎるなど、自分の体感を信じて買い替えを検討してください」
友野なおさん 睡眠コンサルタント。自身が睡眠を改善したことで、15kgのダイエットとパニック障害の克服、体質改善に成功した経験から睡眠を専門に研究。http://tomononao.com
※『anan』2023年9月6日号より。写真・土佐麻理子 イラスト・徳丸ゆう 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)