3.自分だけでなく「お金にも働いてもらう」こと
そして3つめのポイントが自分だけでなく「お金にも働いてもらう」ということ。つまり「投資」です。
投資というと「資金がたくさんある人でないと無理なのでは」「私には難しそう」と思っている人もいるかもしれませんが、今は毎月100円からでも投資ができる、恵まれた時代です。2024年1月からは新NISAもスタートします。毎月の「先取り貯蓄」の一部を、預金や保険だけでなく、投資信託の積立などにまわすことで、お金にも頑張って働いてもらいましょう。
あなたが働くということは、企業や社会に対して時間やスキルを提供し、その見返りとしてお給料を得るということ。そして、お金が働くということは、企業や社会に対してあなたのお金を提供し、そのお金が活用される見返りとして利益を得るということ。
つまり、あなた自身が働くのか、あなたのお金が働くのか、という違いでしかありません。そんなふうに考えると、投資がとても身近なことに思えてくるのではないでしょうか。おひとりさまであっても、「お金と共働きをする」状態をつくることで、将来に向けた貯蓄もスピードアップしていくはずです。
年収300万で東京でおひとりさまは「無理ではない」
年収300万以下で、東京で老後までおひとりさまで暮らすことは、簡単とは言えないのも事実。でもそれを実現するために今からできることはたくさんあります。そして何より、老後を迎えるまでには、まだまだたくさんの時間が残されています。この先の「おひとりさま」ライフを満喫するためにも、できることから始めていきましょう!
(文:大竹のり子、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2023年10月12日に公開されたものです