メイク講師のSAKIです。他にはないアイシャドウの魅力といえば、「無限の色を楽しめる」「質感の組み合わせも自由自在」なところでしょう。チークやリップにブルーやグリーンを使うことは難しいですが、アイシャドウであれば入れ方次第で普段から楽しむことができます。またラメやパール、マットなど様々な質感を組み合わせることができるのもアイシャドウの魅力!楽しめるポイントがたくさんのアイシャドウなので、メイク好きさんにはたまらないパーツでしょう。ですが、ただ楽しむだけでは美しいメイクは完成しません。やはりバランスも合わせて大事になってきます。今回は、アイメイクのバランスを考えた「やらない方がいいアイシャドウの塗り方」をご紹介します!
欲張らないで!3色以上を使わない
私も普段から気をつけていることですが、アイシャドウを3色より多く使わないようにしています。最近は「抜け感」がトレンドになっているので、シンプルに2色で完成させることもあります。
アイシャドウのグラデーションは、基本的に3色。ハイライトカラーでまぶたを明るくし、ニュアンスで楽しめる色をアイホールと下まぶたキワに。そして引き締める濃い色を二重幅、下まぶた目尻キワに。これ以上色を使うとまとまりのないアイメイクに仕上がってしまいます。
また、色を重ねすぎることで色濁りが生じ、重く暗い印象のまぶたに。せっかくの美しい色を映えさせるなら、使う色は3色まで!1番目立たせたい色を最初に決め、その色が映える柔らかな色、もしくは引き締めの色を選定しましょう。
たくさん使いたい色がある方は、ぜひ他の日の楽しみにとっておいて下さいね。
上まぶたばかりに気を取られないで!下まぶたが実は大事
上まぶたの方が範囲が広いので、より目立つのは上まぶた!上まぶたに力を入れてアイメイクを完成させよう!と考える方も多いようです。
ですが、実はアイメイクの仕上がりに差が出るのは「下まぶたメイクにどれだけ力を入れられているか」です。現在「中顔面短縮メイク」が注目されているように、下まぶたの仕上がりでお顔全体の印象もガラリと変わります。
アイシャドウのグラデーションも上まぶたは丁寧に仕上げるけど、下まぶたはなんとなくライン状にアイシャドウを入れている…という方は、ぜひ下まぶたへのアイシャドウの入れ方にもこだわってみて下さい!
例えば、アイシャドウの範囲は目尻から目頭までしっかり色を入れて色を目立たせるのか?目尻から黒目の内側までの範囲に入れ、目頭にはハイライトカラーを入れて明るさを出すのか?
目尻キワには濃い色を馴染ませて引き締める方がいいのか?ラメを入れる位置は広い方がいいのか狭い方がいいのか?下まぶたのアイシャドウの入れ方で雰囲気も変わりますので、ぜひこだわってみて下さいね!
どこもかしこも濃くしないで!濃淡の調節に気をつけよう
あの色もこの色も目立たせたい!と欲張りになっていると、1つ目の項目でもお伝えしたように、色濁りが生じ重めなメイクに仕上がってしまいます。どのパーツにおいてもそうですが、色の濃淡の調節はとても大事です。
上まぶたが濃いなら下まぶたは少し抜けを出して柔らかく仕上げる。
目頭から目尻まで全てを濃くするとしつこい印象に仕上がるから、目頭は空けて目尻のみ濃さを出す。
このようにバランスをとることでより美しいメイクが完成します。
また、最近トレンドの寒色系カラー。特に目立つのが「フューシャピンク」!パキッと華やかな印象の色ですが、見たままの色をそのまままぶたに馴染ませる必要はありません。
大きくて柔らかなブラシを使い、最初は薄く、そしてこれぐらいが似合うかも?というところまで重ねて濃淡を少しずつ調節しましょう。見たままの色をイメージするととても使いづらいと感じてしまいますが、濃淡を調節することで様々な色に挑戦することができますよ。
今回記事内でご紹介したコスメはこちら
画像左から時計回りに
イヴ・サンローラン クチュール ミニ クラッチ 300
アディクション ザ アイシャドウ パレット 001
アディクション ザ アイシャドウ 005SP
メイク好きさんほどやっちゃいがち!やらない方がいいアイシャドウの塗り方3選をご紹介しました。
最初にも書いたように、アイシャドウは色や質感を楽しめる唯一のアイテム!工夫しながら使い、毎日のアイメイクを楽しんでくださいね。