整理収納コンサルタントの春名陽子です。家中片付いているのが理想でも、日々の忙しさもあり現実は難しいもの。それでも「ここだけは!」という場所を決め、綺麗をキープする効果は絶大。来客があっても慌てずに済むという嬉しい効果も。今回は「ここだけ片付いていれば綺麗な家に見える場所」を4箇所ご紹介します。
①玄関
まず家の中で綺麗にしておきたいのが、「家の顔」とも言える玄関です。
三和土に家族の人数分以上の靴が出ていたり、傘が大量に置かれていませんか?
家に良い空気を入れるために、玄関は常にスッキリさせておくことが大切です。
帰宅した際、スッキリした空間に身を置くのは想像以上に気持ちがいいものです。
急な来客があった時にも慌てずに済むので、玄関は常にスッキリさせるよう心がけましょう。
・出しておく靴は1人1足(残りは靴箱に)
・傘は家族の人数分だけ
・マスクやスプレー類も厳選
・レジャー用品はしまう
少しの意識で、綺麗さは継続できます。
玄関は作り付け収納が備わっていることが多いので、まずは収納に収めるよう意識してみましょう。
出しっぱなしのモノを減らせば、掃除に対するハードルも下がります。
②カウンター
リビングに入って目につきやすい場所、それはカウンターです。
ちょうどモノが置きやすい高さゆえに、何でも置いてしまいがちですが、カウンターこそスッキリしていると気持ちが良いものです。
鍵・リモコン・薬・文具・コード等が、置かれやすいモノの代表です。
カウンターにモノが集まる理由は、
・しまうのが面倒で置いてしまう
・しまう場所自体決まっていない
といったことが考えられます。
・しまうのが面倒→生活動線を見直し、動線上に収納を設ける
・しまう場所が決まっていない→定位置を決める
「どこにしまおう」「何と一緒に管理しよう」と、考えても戸惑ってしまうようなモノは、そもそも必要なのか?を考えてみてくださいね。
出しておきたいモノでも、直置きはせずトレイなどで管理すればスッキリします。
③ダイニングテーブル
カウンター同様、ついついモノを置いてしまうのがダイニングテーブルです。
ダイニングテーブルはモノを置く場所ではなく、食事をする場所です。
テーブルに「ちょい置き」をすると、椅子や床にも派生し、やがて収拾がつかなくなります。
不思議な程あっという間に広がっていくのです。
散らかりやすい原因の1つとして、「個人のモノの置き場所がない」という事が挙げられます。
1人1ボックス、1人1引き出しなど、個人管理できる場所を是非設けてみてください。
家族の空間を占拠しない意識が大切です。
家族共有のモノ(文具や薬など)は、チェスト等で管理し「そこさえ開ければ見つかる」状態にしましょう。