「毎月少しずつでも貯金しないと」そう思って日々節約を心がけているのに、なぜか給料日前にはお金が足りなくなってしまう……。そんなお悩みを抱えていませんか?今回は、毎月必ず貯金ができている人の多くが『これはやらない』と決めていることをFPが解説します。貯金上手な人がやらないことを知ることで、貯金体質に近づけますよ。
毎月貯金できている人が絶対にやらないこと①リボ払いは使わない
レジでお会計をする時に、なんとなくリボ払いを選択していませんか?
毎月必ず貯金ができている人は、クレジットカードで買い物をするときは一括払いを選択していることが多い傾向にあります。
リボ払いの手数料が高いことを知っているからです。
毎月一定の返済額で済むリボ払いは、返済計画が立てやすく一見便利。
しかし、手数料は多くのクレジットカードで年利15%程度と超高金利です。
例えば、20万円の商品を毎月5千円のリボ払い(手数料率15%)で返済すると、全額返済が終わる40カ月後には手数料だけでなんと48,715円も払う計算になります。
(参考:日本クレジット協会 リボ払いシュミレーション)
カードで支払いをするときは、高額な手数料の支払いを避けるため、一括払いを選択しましょう。
毎月貯金できている人が絶対にやらないこと②想定外の出費に備える
貯金ができる人は、『入ってくるお金』よりも『出ていくお金』が少ない人です。
「そんなあたりまえの事わかってるよ」と言いたくなりますが、実はこの基本が案外難しいもの。
毎月の定期的な出費以外に、突然の家電の故障や家の修繕、冠婚葬祭など、臨時出費が必要になることがありますよね。
貯金上手な人は、想定外の出費にも備えた家計管理をしています。
具体的には、『臨時支出用』として月に5千円から1万円程度のお金を用意しておくと、急な出費があっても家計の乱れを減らせやすいでしょう。
その月に使わずに済んだ臨時支出用のお金を毎月積み立てるようにすると、さらに余裕のある家計管理ができますよ。
毎月貯金できている人が絶対にやらないこと③『なんとなく』にお金を使わない
毎月必ず貯金ができている人は、『なんとなく欲しいもの』にはお金を使わないことが多いもの。
今は、デザインの良い服や優秀なコスメ、便利な家電などが次々と発売され、お金を使いたくなる誘惑がたくさんありますよね。
しかし、「なんとなく欲しい」と思ったものをすべて買っていては、貯金にまわすお金は残らないでしょう。
とはいえ、欲しいものをすべてガマンしていてはストレスが溜まり、解消のための浪費につながりかねません。かえってお金が貯まらなくなってしまうおそれがあります。
「なんとなく」ではなく「これだけは絶対に欲しい」と思ったものに計画的にお金を使うことが大切ですよ。
無理なく貯金体質を目指そう
毎月必ず貯金ができている人は『リボ払いを選択しない』『想定外の出費に備える』『なんとなくでお金を使わない』ことを解説しました。極端な節約生活をしなくても、これらのことを真似するだけでも毎月少しずつ貯金できるようになりますよ。
ぜひ真似しやすいところから生活に取り入れてみてくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。