主婦歴10年、月の食費2万円台。料理は毎回「面倒くさい」と思いながらも、自炊を続けてきた私。こんな根っからのズボラでもコツコツ自炊できたのは、肩の力を抜いてきたからだと自負しています。ここでは、私が自炊を続けるうえで「諦めたこと」をご紹介します。
分量はきっちりはからない
献立を決めるときはレシピサイトを見ることもありますが、基本的に分量ははかりません。レシピを見るポイントは、「つくり方のおおまかな流れ」と「味つけの仕方」くらい。
材料と調味料を家族5人分に換算するのはめんどうですし、時間もかかるため、目分量でざっくりと味付けします。目分量でも失敗しないコツは、はじめに調味料を入れすぎないこと。
薄味は後からいくらでも調整できるので、味見をしながら微調整していくとうまくいきます。
おかずは2品あればいい
これは賛否両論わかれると思いますが、私はおかずの品数にそれほどこだわっていません。多い日は4~5品並ぶこともあるけれど、少ないときは1~2品です。
たこ焼きの日はほかにおかずを用意しませんし、カレーの日も揚げ物がつくくらい。野菜やお肉をゴロゴロ入れた具沢山の豚汁の日をつくった日は、副菜がないこともあります。
おかずが少なくても、1日トータルの栄養とボリュームが問題なければ、「それでいい」。こう割り切るようになってから、「こうじゃなきゃいけない」という負担が減り、毎日の自炊がラクになりました。
困ったときは炊き込みごはん
「今日、おかずなにつくろう……」「あまり手間をかけたくない」そんなとき、ありませんか?こんな“自炊疲れ“が襲ってきたら、私はとりあえず「炊き込みごはん」をつくります。
炊き込みごはんは具入りで味もついているので、主食だけでも満足感が出るんです!もちろん、手間と時間はかけません。業務スーパーで売っている格安の素を使ったり、乾燥わかめを使ってわかめごはんにしたり。
ツナ缶を汁ごと入れて、油揚げやにんじんなど家にある食材を入れるだけでも、しっかり味の炊き込みごはんが出来上がりますよ。ボリュームのあるごはんものがあれば、汁物+たまご焼きなどの簡単メニューで乗り切れます。
「逃げるが勝ち」で自炊が続く
根っからのズボラ体質は、そう簡単に変わるものではありません。無理に頑張りすぎれば、いつか必ず力尽きるときがきます。私が意識しているのは、「めんどくさいから逃げること」。
時間がかかるからレシピは見ない、おかずは何品もつくらない、困ったら炊き込みごはんに頼る。どれも手間を抜きにつながっています。自炊に対するハードルを下げると、料理をつくる負担がぐっと減りますよ。