■わ(分ける)
出したものを種類別に分けましょう。
事務用品や書類など種類ごとに分類していきます。ここで自分の「持ち癖」を自覚することが大切です。
イラスト/藤井昌子
テキスト/P.M.A. Tryangle
先に収納ケースを購入するから片づかない! やせる収納・梶ヶ谷さんの整理メソッド
「さぁ、収納を始めよう!」というとき、何からスタートしますか?「とりあえず、収納ケースを揃えなくちゃ!」という人も多いのではないでしょうか。
しかし「それこそが、失敗のモトです!」と、人気整理収納アドバイザーの梶ヶ谷陽子さんは指摘します。
そこで、梶ヶ谷さんに失敗しない片づけの進め方を教えていただきました。
【Profile】
梶ヶ谷陽子さん
整理収納アドバイザー。Bloom Your Smile代表。ハウスキーピング協会の最高位資格「整理収納アカデミーマスター」をはじめ多数の資格を取得。著書は『片づけたら、やせました! やせる収納』(主婦の友社)など。
■ “整理” ⇒ “収納” が基本の手順! まずは不要なものを手放してから
「ケースを揃えたり、棚にしまったりする前にやるべきは『整理』です。まずは不要なものを手放し、本当に必要なものだけを残す作業をしましょう。そのうえで、物の大きさや用途に最適な収納ケースを揃えることが基本の手順です。
“とりあえず”でケースを用意すると、ケースが余ったからといって不要なものを残してしまったり、サイズが合わないケースを無理やり使うことになるなど、使い勝手が悪くなりがちです。すると、片づくどころか、余計に散らかることにもなりかねません」(梶ヶ谷さん)
<家族で共有するものは、子どもも扱いやすいケースを>
ついつい溜め込みがちな文房具類も、まずは必要なものの厳選を。そのうえで収納ケースをセレクトしましょう。
「文房具など家族で共有するものの場合は、“軽い”“割れない”“汚れをすぐ拭き取れる”など、子どもも扱いやすいケースを選ぶこともポイントです。また、子どもは特に、使うたびに物をその場に出しっぱなしにしがちです。こういった持ち手付きケースを用いて、ケースごと使う場所に持ち運べる仕様にすれば、物の出しっぱなしや散乱を防げます」(梶ヶ谷さん)
TJ MOOK『100円グッズのおしゃれ収納テクニック1000!』
(ムック編集部)
引っ越しのたびに買い換えなくていい収納用品はこう選ぶ! 収納のプロが伝授
今、コレを片付けたい!という、そのときの気持ちで棚やラックなどを購入してしまうと、引っ越しや模様替えのときにあれれ?サイズが合わない……、なんてことはありませんか? 家族が増えたり、子どもが成長したりして、状況が変われば家具の使い方も変わります。今回は、柔軟性を持たせた収納選びについて、整理収納アドバイザーのEmiさんに伺いました。
教えてくれたのは……
OURHOME
Emi さん
整理収納アドバイザー。オリジナル商品のプロデュース&販売、セミナーの開催など、多岐にわたる活動をしているOURHOMEを主宰。小3の双子の母。『いつもごきげんな“わたし”でいたい! 家事、育児の仕組みづくりと気持ちの切り替えアイデアBOOK』(PHP研究所)など、著書多数。