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[医師が回答 冬の疲れ顔]皮膚科医が教える不調の原因&老け見えを解消するスキンケアまとめ

空気が乾燥し、気温が低くなるほど増えてくる肌悩み。その原因や対策を専門家である美容皮膚科医・髙瀬聡子先生に伺いながら、おすすめのコスメを提案するこの企画。3回目は“疲れて見える顔色問題”がテーマ。冷えや潤い不足によって顔色や目元がくすむ今こそ、潤った肌を取り戻して冬をのり切ろう!

冬になると“お疲れ顔”が深刻に…。一体なぜ?

顔色の青白さや、肌のトーンダウン、目元のくすみなど、“お疲れ顔”に見える要因は様々。それぞれの原因を髙瀬先生に伺いました。
「顔色の青白さは、主に血行不良が原因。特に冬場は体が冷えて硬くなることで血液の循環が悪くなり、栄養の行き渡っていない肌になってしまうのです。例えば、寒い日でもマフラーをしないで首を冷やしていたり、寝不足が続いていたりしませんか。座りっぱなしの仕事で運動不足になっていることも顔色をくすませます。できるだけ、首のリンパを流すようにしたり、近所を歩いたりと体を巡らせることを意識するのがおすすめです」
「肌色がトーンダウンし、“どす黒く”見える原因はズバリ潤い不足。角層の中の水分保持能力が低下すると透明感が減ります。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの成分を補うような高浸透ローションをで角層を満たすのも効果大。保湿によって肌が柔軟になり、柔軟になると光を反射して透明感が生まれます」
「目元はもともと皮脂がなく、水分保持能力が低い部位。アイクリームを優しくたっぷり塗って、潤いで満たしましょう!」

【髙瀬先生が回答】寒い冬、どうして顔が「青白く」見えてしまうのですか?

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aijiro/shutterstock

寒い冬=顔色が悪い、という人、ご注目を! 冷えや運動不足から体が硬くなって、循環が悪くなることが主な原因に。

「寒さで体が凝り固まると、血液の循環量が減ってしまいます。本来であれば人間の体は“動脈血”と“静脈血”がバランスよく顔にも運ばれますが、栄養を運ぶ血液の働きが鈍ると“静脈血”ばかりが循環するように。この“静脈血”は白い色をしているため、顔色が青っぽく見えてしまうのです」と髙瀬先生。

「まずは血流をよくすることを優先してください。血行を促進する効果のある炭酸コスメは、取り入れるだけでかなり違いが出るはずです。
マッサージもかなり効果的です。首の側面のリンパ節から鎖骨内側の溝まで流し、さらに脇の下の腋窩リンパ節まで流すようにすると血流がバッと促されます。また、頬の下を指で押し上げて刺激すると、顔のこわばりがほぐれます。体を冷やさず、顔をほぐす、を意識してみてください」

「冷えによる青白さ」は炭酸コスメで血行を促進!

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微細な“炭酸サーバー泡”が血流を促進
洗顔後すぐの肌に使用する美容液がアップグレード。毛穴の約20分の1サイズの“炭酸サーバー泡”が角層最深部へ浸透。効果的に血流が促進されることにより、乾燥やくすみなどのあらゆる肌不調をケア。ソフィーナ iP ベースケア セラム<土台美容液> 90g ¥5500(編集部調べ)/花王

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手軽に毎日炭酸パックして、肌の透明感を死守
2種のジェルが同時に出てきて、手のひらで混ぜるだけで炭酸が生み出されるスプレータイプの炭酸パック。オウゴン根エキスやチャ葉エキス、アーチチョーク葉エキスなどの厳選されたブライトニング成分が、メラニン生成の過程に全方位からのアプローチを実現。ドクターメディオン スパオキシデュアルジェル 100g ¥3740/メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ

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肌本来の“美しくなろうとする力”を目覚めさせる
混ぜてから約5分で炭酸ガスが緩やかに発生し、高濃度、かつ安定的に60分間継続させる特許処方。炭酸ガスとの相乗効果を考慮し、ドクダミエキスやシラカバエキスなどの日本由来の美容成分で構成。使用後はそっと剥がすだけでOK。洗い流しは不要なので、そのままいつものスキンケアが可能。プレシャスジェルパック スターターキット(3回分+カップ&スパチュラつき)¥5,280/エカト

【髙瀬先生が回答】肌色の「どす黒さ」は潤い不足が原因

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polkadot_photo/shutterstock

潤い不足によって、角層内の水分保持力が低下してしまうことが、肌を“どす黒く”させる要因に。

髙瀬先生は、「角層に存在する潤い成分で、細胞と細胞の間にある水分を抱え込んで逃さないよう保持する働きをもつ“セラミド"や、肌に潤いや弾力を与える"コラーゲン"や"ヒアルロン酸"などを意識して肌に補うことが重要です」と提言します。

「そうした成分が配合されていて、角層のすみずみにまで行き届かせる“高浸透ローション”を入れ込むのがおすすめです。たっぷりと潤い補給をして、その後はクリームでフタをしましょう。肌がどんどん柔らかくなり、透明感が高まりますよ」

「潤い不足の“どす黒さ”」は高浸透ローションで潤いを満タンに

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美白&肌荒れ防止効果を発揮する人気化粧水
和漢植物の王様の愛称をもつ“甘草”由来成分に、美白&肌荒れ防止の2つの効果があることを発見。新規有効成分としての承認を取得し、満を持してリニューアル。肌内部で発生するメラニンと炎症の滞りへのアプローチをかなえて、透明肌を呼び覚ます。薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション[医薬部外品] 200㎖ ¥3850(編集部調べ・3月1日発売)/コーセー

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2023年、あらゆるベストコスメ賞を総なめした逸品
独自複合成分“ケフィア発酵エキスGL”や“ユズエキスGL”、独自整肌成分“4MSK”配合。100分の1サイズの微粒子が素早く浸透し、角層内のすみずみまで潤いを行き渡らせる。顔全体になじませた後、指の腹で優しくリズミカルにタッピングすると、より効果的。オイデルミン エッセンスローション 145㎖ ¥9680(編集部調べ)/SHISEIDO

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738種もの美容成分を含有する発酵由来ローション
豊富な美容成分をバランス良く含有する「黒米発酵液」を水の代わりに90%配合した美容液級の贅沢な化粧水。高い浸透力をもつ2段階の発酵過程を経た黒米発酵液が肌全層を満たし、キメ細かさや透明感、ハリ・ツヤを引き出してくれる。FAS ザ ブラック エッセンス 200㎖ ¥11550/シロク

【髙瀬先生が回答】「目元のくすみ」は潤いチャージ+αのケアがおすすめ

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Asier Romero/shutterstock

目元の疲れは、顔全体までもお疲れ印象に見せるもの。特に冬の冷えや乾燥によって目元が暗い人が急増しています。

「目元の皮膚は頬と比べて1/3〜1/4の薄さ。皮脂がなく、水分保持力が低いため、もともと乾燥しやすい部位です。まずは、アイクリームやアイバームなど潤いの膜で密閉できるものを使うようにしましょう。それでおおむね肌色は改善するはずです。

その上で、さらに気になるのがシワなら“レチノール”配合、色素沈着が気になるなら“美白成分”配合、乾燥が気になるなら油分の多いものなど悩み別の目元美容液をプラスすると完璧。目元の悩みは放っておいては改善しません。いたわるように優しく丁寧に保湿することを心がけて」(髙瀬先生)

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