小町通りに新しくオープンした「RURU KAMAKURA(るる かまくら)」は、テーブルの上に水が張られた「ウォーターテーブル」がシンボルの和モダンカフェ。水が流れる清涼感あふれるテーブルでこだわりの和スイーツを味わえると、SNSを中心に話題を集めて連日行列のできる人気店なんです。今回はウォーターテーブルだけじゃないお店の魅力を深堀りします。
鎌倉の庭園から着想を得た「ウォーターテーブル」が目を引くカフェ
SNSで話題沸騰中のカフェが「RURU KAMAKURA」。鎌倉駅から小町通りを歩いて5分、鶴岡八幡宮の参道である若宮大路へと繋がる路地に立つ商業ビル「LAMP 雪ノ下」の2階に、2023年の8月にオープンしました。
このお店の人気の理由ナンバーワンは、店内に入るとまず目に入る中央に置かれているこのテーブル。水が張られている「ウォーターテーブル」で、テーブルの白っぽく見える部分の表面に水が流れているんです。注文した品を浮かべて味わう独特のスタイルが人気を博しています。
スタイリッシュにかつ古都鎌倉を体感できるカフェを作りたいと考えていたオーナーの奥田さんは、「枯山水庭園」から発想を得てこのテーブルをデザイン。流れる水の下に白い小石が敷き詰められ、砂紋が描かれていることから、 枯山水ならぬ“濡山水”とよんでいるそう。テーブルは、水があふれずに、きれいな流れを描けるようにと試行錯誤の末誕生した特注品なのだとか。
清らかな水の音と光が差し込みキラキラと光る水面がなんとも幻想的で、心地よい空間を演出してくれています。
お茶の香り広がる濃厚羊羹テリーヌ
注文はセットのみ。好みのペアリングを楽しんで
「RURU KAMAKURA」でいただけるのは、自慢の羊羹テリーヌとドリンクのセット。好きな組み合わせで1種類ずつ選びます。今回は人気No1の「お抹茶とほうじ茶」の羊羹テリーヌに「抹茶ラテ」を注文しました。
入口で注文を済ませたら、テーブルを囲んで着席。1回に座れる人数は14人ほどで、どの席からもウォーターテーブルを楽しむことができます。
トレーを少し斜めにして撮影するのがおすすめ
席に着くとほどなくして羊羹スイーツとドリンクの入った木のトレーが運ばれてきます。水は流れているのに、スイーツとドリンクが載ったトレーを水の上に載せても、流れていかずにそこにとどまっているのが不思議です。
テーブルに目が行きがちですが、メニューにもこだわりが詰まっています。看板商品の羊羹に見立てたテリーヌは、「ほうじ茶」「抹茶」「レアチーズ」の3種類。低温のオーブンでじっくりと焼き上げられたテリーヌは、スッとフォークが入ってしまうくらいに軟らかく、しっとりなめらかな口どけが特徴的。
「羊羹テリーヌ(お抹茶とほうじ茶)」800円、「お抹茶ラテ」800円
お抹茶やほうじ茶は、京都産の高級茶葉を使用しているとのこと。口に入れた瞬間からそれぞれのお茶の香りが広がる濃厚な味わいを堪能することができます。
茶筅で点てる、本格派抹茶ラテ
抹茶ラテやほうじ茶ラテは、オーダーが入ってからスタッフの方が点て、ウォーターテーブルの上でミルクに注いでくれます。いれたてのお茶の香りを存分に楽しむことができるのもお店の魅力のひとつです。
抹茶を注いでもらったら抹茶ラテの完成
テリーヌと同じ茶葉をふんだんに使用した抹茶ラテは、甘すぎず羊羹テリーヌとの相性も抜群。そのほかに、静岡県の高知で育った希少な茶葉を使用した「極浅蒸煎茶」700円や、「レモンエイド」780円といったドリンクもおすすめです。そのほかに秋限定の「お芋テリーヌ」や「お芋ラテ」など季節限定メニューも登場するそうなのでチェックしてみてくださいね。
羊羹テリーヌの3種は、テイクアウトもできるとのことなのでおみやげにもぴったりです。話題性抜群の和モダンカフェで癒やしのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
■RURU KAMAKURA(るる かまくら)
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-6-28 LAMP雪ノ下2階
TEL:0467-39-6396
時間:11~17時(LO16時30分)
定休日:不定休
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Text:松井夏美(むしか)
Photo:中村香奈子
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は『るるぶ鎌倉 '25』に掲載した記事をもとに作成しています。