2025年12月、銀座鈴らん通りに、ひときわ存在感を放つラグジュアリーなコーヒーハウス「Bacha Coffee 銀座(バシャコーヒー ぎんざ)」がオープンしました。1910年にモロッコ・マラケシュの歴史的建造物「ダール・エル・バシャ」で誕生した、格式あるコーヒー文化をルーツにもつ「Bacha Coffee」の日本初となる旗艦店。世界の主要都市で“コーヒーの宮殿”と称されてきた、その優雅な世界観を、ついに東京・銀座で体験できます!
モロッコ・マラケシュから始まった、特別なコーヒーの物語
「Bacha Coffee」のモロッコ本店(提供:Bacha Coffee銀座)
1910年、モロッコ・マラケシュの歴史的建造物「ダール・エル・バシャ」で誕生したのが「Bacha Coffee」。格式ある迎賓の場で、大切な客人をもてなすためにふるまわれてきたコーヒーが、その原点です。
本店は今も、モザイクタイルや彫刻装飾に彩られた空間が広がり、まるで宮殿に招かれたかのよう。コーヒーを味わう時間そのものが、非日常の体験として記憶に残ります。
修復で美しく蘇ったモロッコ本店のコーヒールーム(提供:Bacha Coffee銀座)
その優美な世界観は、現在、世界の主要都市へと広がりを見せています。ラグジュアリーな空間とスタッフたちの美しい所作はSNSでも話題となり、旅先で訪れる人も少なくありません。
「Bacha Coffee」が扱うのは、100%のアラビカ豆のみ。世界35カ国以上の産地から厳選された豆は200種類以上にのぼり、シングルオリジンからフレーバー、デカフェまで幅広く揃います。
スタッフの装いも素敵(提供:Bacha Coffee銀座)
数多くのなかから、自分の好みの香りや味わいを選ぶ――そのプロセスこそが、「Bacha Coffee」ならではの楽しみ。コーヒーを「選ぶよろこび」を、丁寧に味わわせてくれます。
200種類以上ものコーヒーからもてなす文化は、現代のコーヒーシーンでは珍しく映るかもしれません。しかしマラケシュでは、昔からそれが当たり前。特別な一杯で客人を迎える、その精神が今も息づいています。
銀座店で味わいたい、「Bacha Coffee」のコーヒーとフードメニュー
「Bacha Coffee 銀座」の外観(提供:Bacha Coffee銀座)
「Bacha Coffee 銀座」は、銀座鈴らん通りにオープンした日本初の旗艦店。東京メトロ銀座駅A1出口からすぐというアクセスのよさながら、3フロア・約377㎡というゆとりある空間で、街の喧騒から少し離れて落ち着いた空気をまとっています。
エントランスを入ってすぐ、1階のブティックフロア(提供:Bacha Coffee銀座)
3階のコーヒールーム。2階とあわせて全40席を用意(提供:Bacha Coffee銀座)
フロア構成は、1階がエントランス兼ブティックで、2・3階は「1910」、「Marrakech(マラケシュ)」とそれぞれ名付けられた、2つの趣の異なる空間からなるエレガントなコーヒールーム。
彫刻を施した杉材が、空間にやさしい温もりと日本ならではの美意識を添える
インテリアは、マラケシュの歴史的建造物に着想を得たもの。黒と白の市松模様の床やモザイクタイル、彫刻が施された杉材の天井など、細部まで見ごたえがあります。
コーヒールームに案内されると、まず目に入るのが、丁寧に整えられたテーブルセッティング。カップやシュガーポットが美しく並び、これから始まる一杯の時間への期待が自然と高まります。
エチオピアのシングルオリジン「シダモマウンテン コーヒー」ポット1800円
コーヒーは、ゴールドのグースネックポットで提供されます。最初の一杯は、スタッフが静かで美しい所作で注いでくれるのが印象的。まずは何も加えず、豆そのものの香りや味わいをじっくり楽しむのがおすすめ。
右から時計回りに、ローシュガー、シャンティクリーム、バニラビーンズ
途中からは、好みに合わせて味の変化を楽しめます。添えられるのは、油分が少なくコーヒーの風味を濁らせないシャンティクリームと、やさしい甘みを添える純度の高いローシュガー。
バニラビーンズをミルで削ってコーヒーにトッピング
さらに、ミルで削って加えるタヒチ産のバニラビーンズも用意されています。エッセンスではなく、バニラの果実そのものを使っているため、甘さはなく、華やかな香りだけがふわりと広がります。それぞれを少しずつ試しながら、自分にとって心地よい一杯を探していく時間も、この店ならではの楽しみ方。
一杯を急いで飲むのではなく、時間をかけて向き合う。忙しい日常のなかで、あえて立ち止まるような感覚を味わえるのも、「Bacha Coffee」の魅力です。
手前から「1910コーヒー&チョコレートクロワッサン」1250円(2個)、「ピスタチオクロワッサン」1250円(2個)。シェアするのがおすすめ
フードは、コーヒーとの相性を大切にしたラインナップ。フィリング入りクロワッサンは、ピスタチオやチョコレートなど種類豊富で、目移りしてしまうほど。
モロッコの伝統料理「ケフタ」4950円。フードは1人1品以上の注文が必要。別途サービス料10%(提供:Bacha Coffee銀座)
甘いペストリーだけでなく、食事メニューが充実しているのも魅力。モロッコの伝統料理「ケフタ」は、スパイス香るミートボールをトマトソースで煮込んだひと皿で、細切りのフライドポテトとともに提供されます。コーヒーの時間を、少し贅沢な食事として楽しみたいときにぴったりです。