［ゆらぎ肌にできること〈まとめ〉］おすすめケア＆コスメ集合！いつも不調さんも春先不調さんも必見

ゆらぎ肌って、他人事だと思っていない？　いつもの化粧品が合わない、何かゴワゴワするなどささいなことでも当てはまる症状があれば、それはゆらぎ肌のサイン。改めてゆらぎについておさらいを！

「ゆらぎ肌の原因として、一般的に思い浮かぶのは“花粉”かもしれませんが、それだけではありません。外的刺激のうち、PM2.5などの大気汚染で誘発されることもあるし、“乾燥”ももちろん一因です。ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスなど内的要因で起こってしまうことも」（小田さん）。

「ゆらぎ肌の原因は本当に多岐にわたっています。ダイエットによる栄養不足が起因となっているケースも。日々診察をしていて、バイラ世代のゆらぎ肌が増えていると実感しています」（まいこ先生）。

「ゆらぎ肌の定義は実はありません。けれど“年間を通して肌が安定していて、スキンケアやメイクを問題なくできる人”以外のすべての肌状態を指すと私は思っています」（まいこ先生）。

「私が考えるゆらぎ肌とは、バリア機能にトラブルが起こっている状態。バリア機能が乱れることで肌が一時的に不安定になったり、人によっては慢性的にトラブルが起こったり。原因が様々なので、人によっては自分がゆらぎ肌だと気づいていないことも」（小田さん）。

「自分がどんなゆらぎ肌かわからない場合、“頻度”を思い出してみて。月に1回ゆらぐなら、ホルモンなどバイオリズムが要因かもしれない。春先や秋など、季節によってゆらぐなら花粉などが原因かもしれない。原因がわからず、常に不調肌になりやすいなら、そもそも肌のバリア機能が弱いのかもしれません」（まいこ先生）。

「ゆらぎ肌は原因を知りうることで、対策は可能です」（小田さん）。

□半年に1回など、季節によってゆらぐなら
→春先だけ不調肌

□月1くらいでゆらぎを繰り返すなら
→バイオリズムで不調肌

□上記の要因に関係なくゆらぐなら
→いつもなんだか不調肌

【原因】
幼い頃からアトピー性皮膚炎があるなど、肌が敏感になりやすい。天然保湿因子をつくりにくい体質の場合も。乾燥肌、お手入れの過不足、生活習慣の乱れでも起こり得る。

【対策】
●バリア機能が乱れやすいタイプなので、保湿は常に“ゆらぎ肌”対策にシフト
●洗うケアはバリア機能を守るタイミングだと認識し、常に“優しさ”を意識
●抗炎症、鎮静系コスメを常備して、ゆらぎの“火種”から肌を守るケアを

「一発逆転を狙ったり不調になったときだけケアを変えるというのが難しいタイプ。普段のお手入れでゆらぎ対策、高保湿を意識。水分も油分もしっかりと与えてあげて。刺激やピリつきに不安を抱えていると思うので、ゆらぎ肌用のコスメを使いましょう」（小田さん）

（上）乾燥やハリ不足ケアができる美容オイル。ミノン アミノモイスト エイジングケア オイル 20㎖ ￥1650（編集部調べ）／第一三共ヘルスケア（下）敏感になりがちな乾燥肌の潤い持続にアプローチ。オルビス アクアニスト ローションRM 180㎖ ￥1750／オルビス（右）密着クリームで超保湿。シカナチュラル ナイトマスク 4㎖×30包 ￥4400／VT COSMETICS

「洗顔やクレンジングのときに、肌の水分を奪われることも。洗うケアは洗顔後につっぱらないタイプ、肌に必要なものを取り去りすぎないものを選びましょう。迷ったら、ゆらぎ肌のために開発されたコスメを使うのが安心です」（小田さん）

（左）アミノ酸系洗浄成分を採用し、弾力のあるヒアルロンクッション泡で優しく洗い上げる。オルビス アクアニスト ウォッシュ 120g ￥1530／オルビス（右）バリア機能を守りメイクオフ。ユリアージュ クレンジングジェリー 150㎖ ￥2145／佐藤製薬（3月1日発売）

「肌への触れ方も刺激の一因に。強いタッチにならないために気をつけてほしいのが、ケアのときに指をピンとまっすぐにしないこと。指をカーブさせることで力が分散され、強いタッチになりにくいんです」（小田さん）