家族と休日に外でランチを食べたり、会社の人と飲み会に行ったりと、外食は私たちの生活において楽しい時間のひとつですよね。しかし、外食は自炊に比べてお金がかかってしまうので、家計にとっては大きな負担となります。今回は、日本の家庭が毎月どのくらい外食にお金を使っているのか、一緒にみていきましょう。
日本人の平均外食費をチェック
まずは、毎月の平均外食費額をチェックしていきます。2023年の家計調査によると、全世帯と世帯主の年齢階級別の平均外食費は以下の通りです。
全世帯の平均は、11,559円でした。
外食費が最も高くなるのは、世帯主が40代の世帯です。世帯主の年齢が40代の家庭では、子育て真っ最中のケースも多いでしょう。育ち盛りの子どもがいる家庭では、家族みんなで外食にでかけると、食べる量も多く、費用も高くなる傾向が見られます。
さらに、29歳以下や30代も、外食費が比較的高くなっています。友達や、会社のメンバーなどと外食をして、交流をはかる機会が多いと考えられます。
一方、最も外食費用が少ないのは、70歳以上のご家庭です。高齢者世帯では、外食に出かける回数が少ない、食べる量が若い人に比べて少ないなどの理由が考えられます。
外食費を抑える方法
外食は自炊に比べるとコストがかかってしまいますが、会社の仲間や友達、そして家族とのコミュニケーションの場となったり、美味しい食事でリフレッシュしたりと、私たちの生活にとって大切なものですね。上手に節約しながら外食を楽しみましょう。外食費を抑えるポイントを見ていきます。
毎月の外食予算を決めておく
外食費を抑えるためには、あらかじめ月の外食費予算を決めておくのがおすすめです。毎月の収入にもよりますが、現役世代の場合、毎月の外食費は15000円~20000円程度が平均値となっています。1回5000円くらいの飲み会は、月に多くても4回程度となります。
興味がない飲み会やランチ会には参加しない
決めた予算内でおさまるようにするため、興味がない飲み会やランチ会には参加しないようにしましょう。なんとなく友達に誘われたからといって、外食ばかりしていても、その飲み会やランチ会で良い出会いや刺激がなければ、お金と時間の無駄につながります。自分にとって価値がある外食をするようにしましょう。
家飲みやホームパーティーを検討する
外食ではなく、家のみやホームパーティを開催するという方法もあります。家に人を呼ぶのに抵抗があるという方は、マンションの共用施設やパーティルームを活用するのもおすすめです。外食よりもコストが抑えられる上、メニューを考えたり、友達と一緒に料理をしたりと、外食にはない楽しみも生まれます。
外食は厳選しましょう!
日本人の平均外食費と、自分の家庭の外食費を比較すると、家計を見直すきっかけになりますね。ついついお金を使いすぎてしまうという人は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、毎月の予算を立てて、厳選して外食に出かけるようにしましょう。