睡眠学者の柳沢正史さんが登場。パートナーと一緒に寝るときのポイントについて解説しました。
3日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に、ノーベル賞有力候補の睡眠学者・柳沢正史さんが出演。
パートナーと一緒に寝るときのポイントについて解説し、番組司会を務めるお笑いタレントの明石家さんまさんを含め、出演者たちが驚く一幕がありました。
■女性はパートナーの香りで“ストレス軽減”
「ぐっすり快眠法」について紹介した同日の放送。マーケティング評論家の牛窪恵さんは「女性のみなさんにおすすめしたいのが、恋人の香りを嗅いで寝るということです」と話し、「彼のTシャツを枕カバーの代わりして寝るとどうなるか」という女性155名を対象としたブリティッシュコロンビア大学の研究を紹介。
女性のほうが嗅覚が鋭く、ストレスを軽減するオキシトシンが出やすいそうで「癒やしの効果が大きい」と説明します。
■マットレス、掛け寝具も「別々にしたほうがいい」
またパートナーと一緒のベッドで寝ることについて、さんまさんは「俺らの時代はそういうのが普通やったからなあ」と話し、かつては元妻で女優の大竹しのぶさんと一緒のベッドで寝ていた爆笑エピソードを回顧。
これを受け、柳沢さんは「一緒の部屋で寝る場合でも、できればマットレスは(ベッドを並べるなど)別々にしたほうがいいし、掛け寝具も別々にしたほうがいい」と解説。さんまさんや出演者たちからは「えー!」 「なるほど」といった驚く声が上がります。
■最適なマットレスの硬さは? 専門家の回答は…
「高反発、低反発、中反発、どちらがいいか?」といった質問には、柳沢さんは「低反発は体の1点に力がかからない」、「高反発はまっすぐな寝姿勢を保つ」と各メリットがあると話したうえで「どちらがいいとも言えない」とコメント。
「“個人の好み”が大きいんで、一概になにがいいとは言いにくい」と話す柳沢さんですが「ただデータとしては、やっぱり硬めのほうが睡眠の質は良い、というデータは出ています」と話し、一番は「試してみる」ことが重要と語りました。
■夫婦喧嘩にも…「男女で体感温度に2℃以上の差」
また疲労評論家の梶本修身さんによると、現在、パートナーと一緒に寝ている人の割合は「20代~30代は5割、40代~50代は3割」である一方、「パートナーと寝ると、男性の場合は翌日のパフォーマンスが落ち、女性の場合は落ちない」といった研究結果もあるそう。
その原因は「平均して体感温度の差」 「男女で寝るときの快適な温度は2℃以上違う」ことが関係しているそうで、夫婦の約7割が「体感温度が原因でイラッとしたことがある」、3割が「夫婦喧嘩したことがある」と回答したことが明かされました。