国が実施する「電気・ガス価格激変緩和対策事業」も、2024年5月分で終わりをむかえます。今後の策は、いまのところありません。気温が上がり、そろそろエアコンを使い始めるこれからの時期、家計にとってはダブルパンチです。そこで今回は、電気代節約につながる「エアコンの節電習慣」をご紹介します。
暑いときは風量で調節する
エアコン稼働中に「暑い」と感じたとき、すぐに設定温度を下げるのはおすすめできません。
設定温度を1℃下げるよりも、風量を強に設定するほうが消費電力は半分以下におさえられます。
風量を強めると涼しさは十分に感じられますので、設定温度を下げる前に風量を調節してみましょう。
風向き設定は水平に
エアコンの節電力は、風向きひとつで大きく変わります。
ななめ下方向の風向きだと、部屋全体に涼しい風がいき渡りそうなイメージですが、節電的に言うとNG。詰めたい空気は下に、暖かい空気は上に溜まるため、風向きが下だと循環効率がよくないんです。
節電を意識するのなら、風向きは「水平」がマスト!最低限の電力で、冷房効率がアップします。
短時間の外出はつけっぱなしにする
エアコンは稼働中よりも、稼働させるときにもっとも電力を消費します。
そのため、エアコンを消したりつけたりするのはNG。こまめに消すと、かえって電気代がかさむ場合があります。
スーパーやコンビニへ行く、子どもの送迎など短時間の外出は、あえてつけっぱなしにするほうが節電になるのです。30分を基準に、つけっぱなしにするかを判断しましょう。
節電グセをつけて電気代をおさえよう
国の軽減措置が終わり、電気代の値上げも見込まれています。とはいえ、エアコンを使わないわけにはいきません。
生活になくてはならないエアコンだからこそ、節電を習慣化することが大切です。今のうちに節電グセをつけて、かさむ電気代をすこしでもおさえましょう。