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自宅エアコンをたった5分で高性能にする裏技 エアコンのプロも「素晴らしい」とベタ褒め

ライフスタイル

客先で見かけた室外機の状態を、エアコンのプロが絶賛。「高額エアコンを買うよりよっぽど良い」という工夫に、注目が集まった。

気温の高さと電気代の高さに悩まされる日本の夏。できるならば、効率的にエアコンを使用したいものである。

以前X上では、エアコンのプロがベタ褒めした「室外機の工夫」が大きな話題となっていたのをご存知だろうか。

■室外機の横に置かれたのは…

注目を集めていたのは、電気工事業者の「量販店エアコン工事ねこ」さんが投稿した1件のポスト。

「お客さん作の日除け。素晴らしいです」という書き出しから始まるポストには、ラティス(木製の柵)とすだれを組み合わせて作った「日除け」が室外機の横に立てかけられた写真が確認できる。

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エアコン工事ねこさんは「外気温50℃まで対応の高額エアコンなんか買うより、この方がよっぽどエアコンは性能を発揮できますよ。創意と工夫こそ生きる術です」と、ベタ褒めしていた。

■「エアコンも喜んでる!」と絶賛の嵐

こちらのポストは瞬く間に話題となり、投稿からわずか数日で5,000件以上ものリポストを記録するほど。

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Xユーザーからは「エアコンも喜んでますわ!」「直射日光を避けられるのは大きい」「我が家もこれ作ろう」「なるほど、その手があったか」など、称賛の声が多数寄せられていた。

果たしてなぜ、こちらのDIY設備がエアコンの性能をグレードアップさせるのだろうか? これには「室外機」の機能が、大きく関係しているのだ。

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■室外機に「絶対してはいけない」ことも

「室内機」が部屋の空気から熱を取り除き、熱が取り除かれた涼しい空気を室内機が再び部屋に送り込み、これを繰り返すことで、部屋の空気が次第に涼しくなっていくのがエアコンのメカニズム。

そして、室内で取り除かれた熱を運んでいるのが室内機と室外機を結ぶパイプを通る「冷媒」と呼ばれる物質である。取り除かれた熱はこの冷媒に乗せられて運ばれ、室外機より屋外に放出されます。

そのため室外機周辺の外気温が何らかの原因で高くなりすぎる(=外気温と冷媒の温度差が小さくなる)と、冷却効率が低下し、いわゆる「エアコンの効き」が悪くなってしまうのだ。

こちらの対策としては「室外機への直射日光を防ぐ」ことが望ましいが、カバーなどで覆ってしまうと室外機の吹き出し口が塞がれ、放出した熱風が再度吸い込まれる…という、悪循環に陥ってしまう。

そのため直射日光を防ぎつつ、通気性も損なわない今回の設備を見て、エアコン工事ねこさんも大いに感動したのだろう。材料がホームセンターで簡単に手に入る点に加え、わずか数分でセットできるのも嬉しいポイント。

■プロのエアコン情報がズラリ

エアコン工事ねこさんは以前より、室外機のケア方法などエアコンに関する有益な情報を多数発信している。中には50年前のエアコンを起動させた…など、驚きのエピソードも。

50年前のエアコンを起動させた

興味がある人は、Xアカウントをチェックしてみてほしい。

Xアカウント

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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