アメリカ版モデルとして絶大な人気を誇るコンバースのチャックテイラーことCT70は、日本の現行品であるオールスターには大きな違いがあるんです。今回はそんなチャックテイラーCT70とオールスターの違いや、購入方法やチャックテイラーのおすすめコーデもご紹介します。
入手が難しいコンバース「チャックテイラーCT70」とは?
「チャックテイラーCT70」は、1960~1970年代に出ていたコンバースのオールスターを復刻させたモデルです。見た目は当時のまま、デザインがアップデートされていて、日本では入手困難なことからファッション好きの間では非常に人気の高いモデルになっています。
コンバースの定番品である「オールスター」は、バスケットボール専用のシューズとして、1917年に誕生。アメリカのプロバスケットプレーヤー「チャールズ・H・テイラー」が着用したことから人気になり、「チャックテイラー」と呼ばれるようになりました。
チャールズ・H・テイラーはアドバイザーとしてオールスターの改善にも貢献。1946年からは星のマークがついたアンクルパッチに「Chuck Taylor」と名前が書かれるようにもなりました。現在でもオールスターのアンクルパッチにはチャックテイラーの名前があります。
この記事では、そんなコンバースのチャックテイラーと現行品のオールスターとの違い、おすすめのチャックテイラーコーデを紹介します。
「チャックテイラーCT70」と「オールスター」の違い
「チャックテイラーCT70」と「オールスター」の基本情報の違い
「CT70」は「Chuck Taylor '70」の略で、1960~1970年代に作られていたオールスターを復刻したモデルです。「Chuck70」や「ヴィンテージオールスター」とも呼ばれています。
CT70はUS規格のモデルで、日本では正規販売がされておらず入手困難です。それでもわざわざ海外で手に入れる人もいて、希少性も含めて日本で人気があります。
一方、現行品の「オールスター」はもちろん日本でも手に入り、ファッションアイテムとしては世代問わず人気のスニーカーです。
見た目の違い1.ヒールラベル
CT70のヒールラベルには「オールスター」という名前とともに、「チャックテイラー」の名前も刻まれています。またブラックのラベルに3つの星が描かれています。
ただ、1976年からはヒールラベルに「チャックテイラー」の名前がなくなり、ホワイトのラベルに「オールスター」の文字と星が1つ描かれた、シンプルなデザインになりました。現行品のオールスターも同じヒールラベルです。
見た目の違い2.サイドステッチ
CT70を横から見ると、前側にサイドステッチがあります。こちらはスニーカーの内側にあるあて布を留めるためのもので、バスケットボールシューズとして強度を高めていたんだそう。
現行品のオールスターにはあて布はもちろん、留めるためのサイドステッチもありません。
見た目の違い3.シュータン
シュータンとは、足の甲を覆う内側のパーツです。CT70のシュータンには何もついておらずシンプル。ラウンド型で、生地の色と異なるステッチが目を惹きます。一方裏側にはネームプリントが施されています。
オールスターのシュータンには「オールスター」と書かれたラベルが縫い付けられています。形はスクエア型で、生地の色と同じステッチです。
見た目の違い4.素材とシルエット
CT70は現行品のオールスターよりも生地が厚手で、見た目にも重厚感があります。シルエットは細めで、つま先のラバーの面積がオールスターより小さく、スタイリッシュに見えるという特徴も。
このラバーの素材にも違いがあり、CT70は光沢感があって、少し黄みがかったクリーム色。オールスターのラバーはマットな質感で色は真っ白。CT70のラバーの方が汚れにくいです。
靴紐の素材も違い、CT70はコットン100%、オールスターはポリエステル。また、靴紐を通す穴のハトメも違い、CT70は光沢感がありますが、オールスターはマットなアルミ素材となっています。