座りっぱなしでいると縮こまりがちな体側の筋肉をスッキリほぐして整える、お尻ふり返りストレッチをご紹介します!このストレッチを行うと縮まった体側の筋肉を広げることができ、腰痛の予防や緩和にも効果的です。どなたでも簡単にトライできる内容なので、ぜひ試してみてくださいね。
お尻ふり返りストレッチで腹斜筋群にアプローチ!その効果とは?
腹斜筋群とはお腹の横側にある筋肉群のことで、表層部にある外腹斜筋は左右両側の筋肉が同時に働くと身体を屈曲することができ、片側のみ働くと身体を側屈したり回旋させることができます。
外腹斜筋の下にある内腹斜筋というインナーマッスルは、外腹斜筋で行う動きのサポートや姿勢保持などの役割があります。この腹斜筋群へアプローチし、柔軟な筋肉へと導くことで腰痛解消や呼吸改善、骨盤の歪みを整えるなどの効果が期待できます。
また、姿勢不良などから起こる身体のねじれを解消し、左右差を整えたり姿勢改善にも効果があると言われています。
イラストAC
腹斜筋群が硬くなりやすい人
・運動不足
・崩れた姿勢
・長時間の座り姿勢
・前屈みで作業する時間が長い
・重いものをよく持つ
デスクワークや長距離運転など長時間の座り姿勢が続くと、良い姿勢を意識しても無意識のうちにだんだんと背中が丸まって猫背になってしまったり…。
すると腹斜筋が縮まって硬くなってしまいます。育児中の方、配送業で重いものを持った状態で身体を動かす方は腹斜筋を酷使した状態となり、筋肉に疲労が蓄積します。緊張してしまった筋肉をストレッチなどでゆっくり伸ばすと血流が改善され、筋肉の疲労回復も高まります。
お尻ふり返りストレッチ
①両膝をそろえた状態で四つ這いになります。手のひらをしっかりと床につけた状態で、右からお尻の方を振り返り、左の体側を広げます。
photo by HINACO
②次は左側からお尻の方を振り返り、右の体側を広げます。この動きを左右交互にゆったりと繰り返します。体側の広がりを感じながら1分程度続け、ある程度ほぐれたと感じられたらOKです。
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動画で動きを確認したい方はこちら
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