働く30代のおしゃれ事情に詳しいスタイリストが、季節のお悩みを解決！
今回は、冬のおしゃれに欠かせない「ニット」のお手入れ方法を取り上げます。洗えないニットのお手入れ方法と注意点、ニットを長持ちさせるポイントをご紹介。
ニット￥33000・カーディガン￥35200／ザ ショップ スローン 神戸(スローン)
洗えないニットのお手入れには「スチーマー」を活用
洗えないニットのお手入れには「スチーマー」を活用して。衣類のシワ伸ばしに便利なスチーマーですが、衣類に高温のスチームをあてることで除菌、消臭効果も期待できます。
お手入れの手順とコツ
① 洋服ブラシを使って、ニットについたホコリや汚れを落とす。
（洋服ブラシがない場合は、はたくだけでもOK）
カシミヤ用洋服ブラシ｢匠｣￥5500／浅草アートブラシ、ニット／スタイリスト私物
② ニット全体に、スチームをあてる。
スチーマー／スタイリスト私物
③ 肩の跡がつかないアーチ型のハンガーにかけて、吊り干しをする。
ニットに湿気を残したままクローゼットに入れるのはNG！ カビ発生のリスクがあるので、しっかり乾かしてから収納することを心がけて。またニットの伸び防止のため、畳んで収納するのがおすすめです。
洗えないニットを長持ちさせる2つのポイント
着用後のお手入れのほかにも、洗えないニットを長持ちさせるポイントを2つご紹介。
① 着用頻度を減らす
着用後にお手入れをしっかりとしていても、同じニットを連続で着用するのは避けた方が安心。着用時の摩擦によって多少なりともダメージが生じるので、可能であれば2〜3日あけて着用するのがおすすめです。
② シーズンの最後にはクリーニング店へ
ふだんは上で紹介した「洗わないお手入れ」をしておけば、クリーニング店へ出すのはシーズンの最後だけでも大丈夫。プロによるお手入れを済ませた状態で翌年まで保管しておくことで、格段にニットの持ちがよくなります。
洗えない繊細な素材のニットも、正しいお手入れができていれば長年楽しめる！
ぜひ、毎日のお手入れの参考にしてみてください。
浅草アートブラシ 03-5603-6551
ザ ショップ スローン 神戸 078-335-7599
撮影／田村伊吹 スタイリスト／鷹取美咲 取材・文／伊佐治里保
