【医師監修】界面活性剤不使用の無添加シャンプー｜ドラッグストアで買えるおすすめ14選

髪や肌にやさしい無添加シャンプーですが、“無添加”の定義はメーカーによって異なります。今回はその中でも、肌と髪に刺激が強いとされている、石油系合成界面活性剤不使用のおすすめシャンプーを特集！

石油系合成界面活性剤が入っていない無添加シャンプーは、アトピーなどで肌が敏感な人にもおすすめです。ドラックストアなど市販で気軽にGETできるものだけを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

無添加シャンプーの“無添加”に明確な定義はありません。ただ、多くの場合、1980年に厚生省が指定した「旧表示指定成分」102種類が含まれていないものを指します。また、肌や髪に刺激を与える成分が含まれないものを“無添加”とすることもあります。

そもそもシャンプーに界面活性剤が含まれないものは基本的にありません。なぜなら汚れを落とすために不可欠な洗浄成分だからです。界面活性剤は、水と油のように異なる性質のものの境界＝界面で機能し、汚れを落としたり、混ざりにくいものを混ぜたりする作用があります。自然界にある天然界面活性剤や、化学的に作られた合成界面活性剤もあります。

なかでも石油系合成界面活性剤は、洗浄力が強い一方で、髪や地肌に刺激を与えやすいため、敏感肌やアトピー肌の人には適さない場合があります。

肌や髪にやさしい界面活性剤としては、「アニオン界面活性剤」の石けん系やアミノ酸系、さらにはベビーシャンプーにも使われる「両性界面活性剤」のベタイン系が挙げられます。肌への刺激を気にする人は、石油系界面活性剤ではなく「アニオン界面活性剤」や「両性界面活性剤」などの界面活性剤を使ったシャンプーがおすすめです。

さらに、シリコンやパラベンなどの防腐剤、合成着色料、合成香料、鉱物油、合成酸化防止剤など、刺激のある成分が無添加のシャンプーを選ぶとより安心です。

石油系界面活性剤とは、石油由来の原料からつくられた界面活性剤です。特に「高級アルコール系」と呼ばれる洗浄成分は、肌や髪の刺激になることがあります。刺激になりやすい石油系合成界面活性剤の成分をリストアップするので、シャンプーの裏面のラベルに表示されている成分をチェックしてみてください。

・ラウリル硫酸Na（ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸塩、ドデシル硫酸ナトリウム）
・ラウレス硫酸Na（ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス-5硫酸Na、ラウレス-7硫酸Na、ラウレス-8硫酸Na、ラウレス-12硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩）
・ラウリル硫酸アンモニウム
・ラウレス硫酸アンモニウム（ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム液、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液）
・ラウリル硫酸TEA（ラウリル硫酸トリエタノールアミン）
・ラウリルスルホ酢酸Na（ラウリルスルホン酸ナトリウム）
・キシレンスルホン酸Na（ジメチルベンゼンスルホン酸, ナトリウム塩）
・（C12,13）パレス-3硫酸Na（パレス-3硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム）
・パレス-3硫酸アンモニウム

etc...

※この成分が入っているから一概に悪い、というわけではなく、肌の状態によっては刺激になることがあります。メーカーでは刺激にならない成分量など配慮しながら、商品開発・販売をおこなっています。

【界面活性剤の種類】石けん系

成分は水とカリ石ケン素地だけという、シャボン玉石けんの低刺激無添加シャンプー。シリコン、合成ポリマー、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤が不使用です。皮ふアレルギーテスト＆皮ふ刺激テスト済み。

やさしい洗浄力で地肌をケアして、健やかな頭皮を保ちます。石けんシャンプーですがきしみにくい処方で、指通りよくしなやかにまとまる髪に仕上がるのもうれしいポイントです。