正月休みにしっかり食べてあまり動かず、甘やかしたウエストを引き締めたい人におすすめなのが「時短ピラティス」。ヨガ・ピラティス講師の美都くらら先生が、寸胴体型の悩みに特化したピラティスワークをレクチャーします。くびれのあるウエストと自信を取り戻し、晴れやかに新年をスタートしましょう。
衰えた「腹斜筋」を鍛えて、ウエストのくびれを復活!
「寒さを理由に運動不足になり、家の中でだらだらしがちな年末年始。気づけばウエストのくびれがない寸胴体型に……。くびれを作るには腹部と体幹の筋肉が重要で、これらの筋肉が弱くなると腰まわりのメリハリが失われます。また腹腔内の脂肪が増えることでもウエスト全体が太くなってしまいます。
そこで今回鍛えたいのが脇腹を走る腹斜筋です。紹介するピラティスワークで腹斜筋を中心に強化し、ウエストまわりの余分な脂肪を減らせると寸胴体型を卒業できるはず。併せて内臓脂肪を溜め過ぎないようにバランスのいい食生活と、こまめな運動習慣を心がけましょう」(美都くらら先生)
〈ワーク〉ソー
目的:上半身をねじる動きで、くびれ作りに必要な脇腹の腹斜筋を強化。併せて腰背部に位置する脊柱起立筋と広背筋をストレッチ。
〈やり方〉
1.両脚を前に伸ばして座り脚は肩幅、つま先を天井に向ける。両手は肩の高さで左右に伸ばす。
2.下腹部を引き込み、ウエストから上半身を左側にねじる。常に下腹部をへこませて行うのがポイント。
3.息を吐きながら背骨の上から順に上半身を前に倒し、右手の甲を左足の外側にタッチ。左手は後方へ伸ばし手のひらは天井、目線は左手の指先へ。
4.息を吸いながらねじりをほどきながら、背骨の下から順に上半身を起こす。左右5セット。
◆軽減法
脚を伸ばすと膝裏が張る場合は、両膝を曲げて行って。
〈プロフィール〉
美都 くらら先生
宝塚歌劇団を卒業後、ヨガ・ピラティス講師へ転身。ヨガインストラクター養成講師として活動し、これまでに多数インストラクターを輩出。現在は独立し、心とカラダに寄り添う”やさしいヨガ・ピラティスの時間”を共有したい想いで、都内を中心にヨガ・ピラティスレッスンを行っているほか、セミナー、ワークショップ主催、企業研修講師や福利厚生ヨガ、雑誌・メディア出演など幅広く活動している。
▼インスタグラム:https://www.instagram.com/kurara.mito/