30歳、そしてソロデビュー1年目のタイミングでの作品
本作の撮影は2023年3月から5月。ちょうど中島さんがグループを卒業し、新たなスタートを切る時期と重なります。「この節目に、リクという役を演じたことが運命のように感じる。」彼の“挑戦”と重なるような作品だからこそ、より深く心に響くものがあります。
“素”のケンティーが垣間見える瞬間も
「リクが執筆に熱中する姿や、作業に入ると周りが見えなくなるところ、どこか中島さん自身とリンクしている気がする。」
普段からストイックに仕事に向き合う彼だからこそ、リクの姿に“素”が見え隠れするシーンも。
【ミニコラム】なぜ、ここまで中島健人さんは私たちを魅了するのか?
~中島健人さんファンに取材した魅力6選~
その完璧なビジュアルや立ち居振る舞いに加え、誰よりも努力し、夢を叶え続ける姿勢に、多くの人が心を奪われています。今回は、そんな彼の魅力をいくつかのポイントに分けてご紹介します!
①どこまでもストイックで努力家
パッと見ただけでわかる、ダンスや歌の表現力の高さ、完璧なビジュアル、そして“王子様”のような気品あふれる振る舞い。けれど、彼の魅力はそこだけにとどまりません。アカデミー賞授賞式では、現地インタビューのために徹底的に英語を学び、通訳を介さずに俳優や監督と直接会話。その流暢な英語と、作品や相手に対するリスペクトのこもった質問に、多くの人が感動しました。
さらには海外ドラマ出演まで果たし、夢を現実に変える力を見せつけた中島さん。彼がソロになってやりたかったことのひとつが「コンサートのリハーサル時間を3倍にする」ことだったというエピソードも印象的。グループではスケジュールの都合で難しかったかもしれないけれど、ステージの完成度を極限まで高めたいという思いが伝わってきます。私たちが目にしている「ケンティー」は、裏側で何倍もの努力を重ねて仕上げられた“最高のケンティー”なのです。
②どこまでも真っ直ぐで、愛に溢れた男
「セクシーサンキュー」を日本中に広めたのもケンティー。かつて「SexyZone」というグループ名を検索すると、グループではなく“別のもの”がヒットしてしまう状況に、「何とかこの名前を広めなければ」と彼が考え出した一手。それが、今や“国民的フレーズ”となった「セクシーサンキュー」でした。ネタ的に扱われることもあるけれど、グループへの愛と強い使命感が生んだ言葉。とはいえネタとしても秀逸で、VS嵐で生まれた「時すでにSexy」という派生ワードは、今でもファンを笑顔にしてくれる名言のひとつ。
③ “言葉のナイフを投げられても花束で返す”という名言
ケンティーの象徴的な言葉、それが 「言葉のナイフを投げられても花束で返す」 というもの。かつて、ケンティーにとってもファンにとっても悲しみが広がる出来事があったとき、この言葉を胸に、ファンたちはSNS上で 「#中島健人さんのここが好き」 というハッシュタグを発信。瞬く間に拡散され、トレンド1位を獲得しました。その後、ステージに立ったケンティーの美しさと、ファンとともに歩み続けるその姿に、多くの人が心を打たれました。
④実はお茶目でポンコツな一面も…?
そんな完璧な王子様かと思いきや、実はかなりお茶目でポンコツな一面も。ゲームは苦手、ビリヤードやダーツもへたっぴ。ババ抜きをすると、めちゃくちゃ得意げにカッコつけながらカードを捨てるけれど、残りのプレイヤーが2人だから揃うに決まってる(笑)。天然すぎる言動に、ファンはもちろん、共演者からも「かわいい!」の声が止まりません。
⑤“最強のシンメ”ふまけん
そんな中島さんを、どんなときも全肯定し、見守る存在。それが 菊池風磨さん 。「生まれ変わってもまた自分になって中島とシンメになりたい」と語る菊池風磨に対し、「おれはキリンになりたい」 と返す中島健人。そう、彼らは ふまけん 。SexyZoneとして最後の東京ドーム公演で見せた長い長い背中合わせ。その瞬間が本当に最後の背中合わせだったと後に知ったときの衝撃と悲しみは、ファンにとって忘れられない記憶。
⑥叶えたい夢のために飛び立ったケンティー
中島さんは、夢を叶えるために 大好きなSexyZoneから羽ばたくことを選びました 。どこまでも飛んでいったその先に、timelesz、そしてマリウスさんと、再び並び立ち、きっといつか世界のてっぺんで待ち合わせる。そんな未来が待っていることを信じています。
“王子様”ではなく、“ケンティー”という存在
中島健人さんといえば、「完璧な王子様キャラ」として知られています。これまでもボーイズアイドルグループの中には“王子様キャラ”のメンバーがいましたが、中島さんの場合、それは「キャラ」ではなく、もはや「王子様」そのもの。ファンはもちろん、共演者に対しても、彼の対応は常に紳士的で、すべての人をお姫様のように扱います。特に、バラエティ番組で共演した若槻千夏さんやエルフの荒川さんのように、普段は強めに突っ込まれるタレントさんに対しても、分け隔てなく優しく甘く包み込む姿が印象的ですよね。それは単なる演出ではなく、”中島健人”というブランドの本質。彼の振る舞いは計算されたものではなく、自然体でありながら、すべての人に「ケンティー」の魔法をかけてくれるのです。
“完璧な王子様”の、その先へ――
そんな中島さんが主演を務める映画『知らないカノジョ』では、これまでの“完璧な王子様”とはひと味違う、もがき苦しみながら愛を取り戻そうとする姿が描かれています。彼の新たな一面をスクリーンで堪能できる本作は、まさに必見。ぜひ、映画館で「ケンティー」の新しい魔法にかかってみませんか?
ライター MIKA