撮影/nara〈vale.〉
小ジワ、ハリ・弾力不足、ゆらぎなど、年齢を重ねるにつれ悩みが多角的になってきたと感じたら、アイテムだけでなく保湿方法のアップデートも検討してみては?そこで気になるのが、角質を柔らかくして、その後のスキンケアの浸透を高めてくれるという乳液先行型の美容です。そのやり方、メリット、導入乳液・先行乳液のおすすめ名品まで、詳しくご紹介します!
「先行乳液・導入乳液」とは
一般的に「乳液」のステップは化粧水の後ですが、「乳液先行」は洗顔後すぐに乳液を使うという美容方法。そして、その発想でつくられているのが「先行乳液」や「導入乳液」で、ブランドではアルビオンやコスメデコルテのメソッドが代表的です。
乳液を先に使うことで、期待される効果は?
乾燥して角層が固くなった肌は、表面からの水分を弾きやすくなっています。さらに洗顔後は、肌内部の水分が失われていたり、クレンジングなどが表面に残っていたりと、スキンケアがなじみにくい状態になりがち。そこでまず、水分と油分をバランスよく含んだ乳液で角層を浸して柔らかくほぐすことで、水分を受け入れやすくなることが期待されます。
普通の乳液を先に使ってもOK?
ブースターである先行乳液や導入乳液の大きな特長は、次に使用する「化粧水や美容液の浸透を高める」発想で水分と油分のバランスが考えられている点。一方で、一般的な乳液は「化粧水や美容液で肌に取り込んだ水分が蒸発しないように蓋をする」という役割でつくられているものがほとんど。先行使用がNGではありませんが、やはりそれぞれ推奨された順序で使用するのがベストと言えそうです。
乳液先行ケアは、どんな人におすすめ?
撮影/嶌原佑矢〈UM〉
化粧水をたっぷりつけても肌の厚みに手応えを感じない人や、スキンケア後しばらくするとまた乾燥を感じるなら、水分の入りが悪いのかもしれません。ぜひ、先行乳液で浸透力の底上げを試してみて。
【肌質別】おすすめ先行乳液
オイリー肌には、水分量が多いさらりとしたテクスチャーを。ベタつきにくいので、朝のスキンケアにもおすすめです。乾燥が深刻な人は、油分多めでとろみのあるタイプがおすすめです。
エイジングケアや美白など、期待できる結果で選ぶのも手
角質を柔らかくしてスキンケアの浸透を高めてくれる先行乳液の美容法は、とくに保湿効果には大きな違いが期待できそう。そしてシワやハリツヤなど、エイジングによる悩みと乾燥は直結しているため、保湿の底上げで大きな恩恵を得られそうです!また、美白や毛穴など手強い悩みに特化したケア成分が配合されたものも多くあります。
「アルビオン」と「コスメデコルテ」のおすすめ先行乳液
先行乳液の2大ブランド、「アルビオン」と「コスメデコルテ」。どちらも洗顔後の肌の水分と油分のバランスを整え、その後に続くスキンケアの浸透を高めることを目的としています。各ラインごと、肌悩みに合わせた高機能な先行乳液がラインナップされているため、その違いを解説します。
ALBION エクシア
アンベアージュ ブライトニング エクストラミルク
アルビオンの最高峰シリーズによる、ブライトニングを目指す人のための先行乳液。肌の明るさを阻害する原因から向き合い、加齢や乾燥、外的ダメージなどあらゆる理由でくすんだ肌にアプローチ。結果、シミ・くすみだけでなくハリやキメ、保湿など多角的に嬉しい手応えが。美白有効成分トラネキサム酸に加えて新成分「オウサンヤクエキス」(黄山薬抽出液)を配合。
<こんな人におすすめ>
・シミをはじめ、全体的にくすみが気になる
・キメを整えて、肌に弾力がほしい
ALBION エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク
スキンケアによる“肌の再生”を目指し、創傷治癒の働きが期待できる脂肪幹細胞に着目して展開されているラインで、なかでも代表する存在がこの乳液。発酵由来の天然乳化成分「アミノサイクロ」による浸透促進効果が特長で、なじませた瞬間からやせ細った肌に厚みが生まれるよう。その後は次のスキンケアがたっぷり入り込むような感覚になれるはず。とろけるような、コクのあるテクスチャーです。