◇ 背筋が伸びる〝勝負の黒〟を着ることが多い
例えば仕事で大事な話をしたり、自己主張をする必要がある時は、自分を鼓舞するためにブラックコーデを選んでいます。保護者会や子ども達の習い事など、しっかりした雰囲気に見られたい場面でも黒を着れば安心。上品さと柔らかさも兼ね備えた今日のパンツスタイルは、実際の母業でも出番の多いコーデです。
黒は周囲への配慮という意味においても、シーンを選ばずなじむ万能カラー。特に”はじめまして”の場では、どんな空気なのか事前に読めない、どういう人達がいるのかわからない……ということも多いはず。そんな時こそ、本領を発揮するのが黒なんです。目立たず周囲に溶け込みながら、素材やデザイン次第では存在感も出せる。全方位的に頼れるから、もはや戦友のような存在です。
落ち感のあるとろみ素材やカシュクールタイプのシャツなど、デザイン性のあるアイテムを選べば、オールブラックでも場に馴染みつつ存在感を放てます。セットアップ風に着こなせば、上品で洗練された雰囲気に。シャツ¥53,900(エステータ/オンワード樫山 お客様相談室)タンクトップ¥34,100(マディソンブルー)パンツ¥53,900(エイトン/エイトン青山)バッグ¥44,000(モフィオラ/アマン)ネックレス¥209,000(ミズキ/リトルリーグ インク)
春夏:優しい色にチャレンジしたい!
ジャケット¥52,800(ルルヴェ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)ワンピース¥51,700(ロベルト フリッドマン/トレメッツォ)バッグ¥58,300(アニタビラルディ/ハウス オブ ロータス)サンダル¥20,900(エンシェントグリークサンダルズ/RHC ロンハーマン)
◇ ワンピースは忙しい毎日の希望
「一体何枚持っているの!?」と突っ込まれそうなくらい、ワードローブの大半を占めているのがワンピース。なんといっても、〝10秒で着替えられる〟手軽さが今の私にはぴったりなんです。コーデに悩まず1枚でキマるから、ママにとってはまさに時短アイテムであり救世主(笑)。今年は映画などの作品がいくつか控えているので、現場でさっと脱げるワンピースの出番がますます増えそうです。
今年、特に気になっているのはカラーのもの。忙しい毎日でも、優しい色合いを身に纏えば心まで癒されそう。ムード全開のピンクのワンピースは、軽やかなリネン素材だからリゾート地などの旅行にも最適。こんなハッピー感のある1枚を着て、家族と一緒に海辺をお散歩したい! 風に吹かれてスカートをふわっとさせたら素敵だな……なんて夢は膨らむ一方です。
でも現実的には、子どもを追いかけたり抱っこしたり……きっと必死に歩くことになるんだろうな(笑)。
ピッチの細いストライプ柄だから、ピンクが抑えられて一層柔らかさを演出できる多幸感でいっぱいのワンピース。バックのロゴが効いたメンズライクなジャケットでドレスダウンすれば、リラクシーなワンピもタウンユース仕様に。ジャケット¥52,800(ルルヴェ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)ワンピース¥51,700(ロベルト フリッドマン/トレメッツォ)バッグ¥58,300(アニタビラルディ/ハウス オブ ロータス)サンダル¥20,900(エンシェントグリークサンダルズ/RHC ロンハーマン)
撮影/生田昌士(hannah) ヘア・メーク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリスト/竹村はま子 取材/渡部夕子 ※情報は2025年6月号掲載時のものです。
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