腸内環境の重要性がますます注目される今、千賀さんと君島さんが語るリアルな実践法と、専門家2人の科学的な視点で、心身のバランスを整える腸活の秘訣を伝授。美と健康の基盤である腸内環境を見直すチャンスです!
Kis-My-Ft2
千賀健永さん
『Kis-My-Ft2』のメンバー。YouTubeチャンネル『千賀健永/kento senga』を開設し、エビデンスをもとにした確かな美容テクを紹介し、多くの世代に親しまれている。
美容家
君島十和子さん
FTCクリエイティブディレクター、美容家。2人の娘を持つ母。『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』(主婦の友社)など著書多数。美容と健康の両面からライフスタイル提案し、多くの支持を集めている。
千賀健永さん×君島十和子さんも夢中!
腸活最前線
\腸を整える新習慣/
今日からできる腸活あれこれ
腸のバランスが整うと、肌や体調もぐんと安定。日々のちょっとした工夫で差がつく腸活テクを石原先生に教えてもらいました。毎日の習慣に取り入れて、内側からゆるがない健やかな体質に。
教えてくれたのは…
内科医
石原新菜先生
イシハラクリニック副院長。父・石原結實のクリニックで漢方医学、自然療法、食事療法により、体の内側からバランスを整え、根本的な健康改善を目指す。
毎日異なるヨーグルトで腸内サイクルを最適化
「ヨーグルトは『なんとなく体に良さそう』で選んでいるのでは? でも実は、乳酸菌の種類によって働きがまったく違うのです。例えば肌荒れが気になるのなら、免疫にかかわるL‐92乳酸菌を含むヨーグルトがおすすめ。菌それぞれに“得意分野”があるのでひとつに絞らずに、いろんな種類のヨーグルトを食べて腸内環境を多様に育てて」(石原先生、以下同)
フォドマップ食事法で腸内環境を整える
「ひと言で言うと、お腹の調子を整えるために気をつけたい食べ物の種類のこと。腸に負担をかけやすい糖質が含まれていて、人によってはお腹の張りや不調の原因に。特に過剰に摂取すると腸内で発酵しやすく、ガスがたまって不快感を引き起こすことも。フォドマップを意識することで、肌荒れやむくみケアにもつながるので、無理なく自分のペースで取り入れて美腸に」
腸内美活の新習慣! 腸内環境をリフレッシュするにごりリンゴ酢
「普通のリンゴ酢よりも、リンゴの酵素やポリフェノール、アミノ酸が豊富に残っているのが“にごりリンゴ酢”の魅力。自然の恵みが閉じ込められており、腸内環境を整えるのはもちろん、代謝サポートや疲労回復、美肌やダイエットを目指す人にも」
腸に優しいルーティン。整腸剤で内側からケア
「ヨーグルトや発酵食品で整えるのが難しい時、腸内環境のリセットに役立つのが整腸剤。“薬”という位置づけだから、便秘や下痢などトラブルが続く時の立て直しに◎。最近は菌の種類や配合バランスも進化し、毎日の腸活に使いやすいタイプも増加中」
コンビニや居酒屋では食物繊維や発酵食品を
「外出時の食事はどうしても好きなものを選びがち。でも食べたいものにプラスして発酵食品や食物繊維をしっかり取り入れるのが大切です。例えばコンビニなら、海苔つきのおにぎりやひじきのお惣菜、居酒屋なら枝豆やキムチが手軽に摂れておすすめ」
生姜入りの具沢山味噌汁で腸内を温めて腸の働きを活性化
「生姜には体を温めて代謝を高め、腸の動きを促す力があります。さらに具沢山の味噌汁なら食物繊維とともに発酵由来の栄養を一緒に摂れるため、腸活をサポートする食事としても理想的。栄養バランスも整いやすく、忙しい朝でも手軽に続けられるうえ、毎日の腸活にしっかり効果を発揮してくれるのも嬉しいポイント」
MAQUIA 8月号
撮影/岡部太郎〈SIGNO〉 イラスト/せかち 取材・文/佐藤 梓 構成/萩原有紀(MAQUIA)