ライフステージが大きく動く30代は、住まいを見直す絶好のタイミング! 都内で暮らす30代女性に、“家を持つ”という選択が暮らしにもたらした変化や、住まいづくりの工夫について伺いました。
この記事では、33歳のときに1LDKの中古マンションを単身で購入したNさんのご自宅を紹介。家を購入したきっかけやインテリアのポイントをお伝えします!
白で統一したリビングルーム。物はできる限り収納し、すっきりと開放感のある空間に。大きな窓から差し込む陽の光のおかげで、日中は照明をつけなくても過ごせる。
海外駐在から帰国後、資産形成のために一人でマンションを購入
東京都中央区の中古マンションを単身で購入したNさん。現在は一人暮らしで、海外駐在から帰国した2022年に物件探しを始め、1年後の2023年に購入を決断。
転職して年収UPしたことで目標だった持ち家購入が現実に
「20代の頃から、『資産になる自分の家を持ちたい』という思いがありました。でも、入社してすぐの給料では現実的ではなくて。20代半ばで現在の会社に転職し、収入が上がったことで家の購入を具体的に考えられるようになりましたが、海外駐在が決まったため購入は一旦保留に。2022年に帰国し、ようやく2023年に購入を決意しました」(Nさん、以下同)
中古マンション選びで譲れなかったポイント
資産価値の高いエリアであることが一番重要!
「家選びでは資産価値の高いエリアであることを大前提に、修繕積立費を抑えるために『築20年以内』『60戸以上』という条件も重視しました。さらに、将来賃貸に出したり売却したりする場合の需要を見据えて、駐車場の有無やペット可かどうかもチェックポイントに。こうした条件をすべて満たしている上に、ゴミ捨て場や宅配ボックスがきれいで、管理が行き届いているところが気に入り、この家の購入を決めました」
リノベーションなし&低コストで自分好みの部屋をつくるコツ
ホテルライクな内装はそのまま活かし、家具はプチプラを駆使
「購入した中古マンションの建具が淡いグレーだったため、家具も白とグレーで統一感を出しました。家具などリセールしづらいアイテムはできるだけコストを抑えるのをモットーにしているので、インテリアも『ニトリ』や『イケア』、『Amazon』や中国のショッピングサイト『Taobao』で購入しています。とはいえ、自分の気分が上がるアイテムに囲まれたい気持ちもあるので、キャビネットはこの家の雰囲気と設置場所の幅に合わせて、『MOMO NATURAL』でセレクト。少しお値段は張りましたが、お気に入りの一品です。賃貸の頃から使っている『LOWYA』のソファは、そろそろ3シーターのものに買い替えたいと考えているところです」
雑貨や書類を入れたり、友人が遊びにきたときに荷物を入れてもらうためのキャビネット。
「イケア」で購入したベッドサイドテーブルには、お気に入りのキャンドルをセット。ベッドは「ニトリ」で購入。
ベッドルームの照明は「ニトリ」で購入した「3灯 LEDシーリングライト」。10段階の調光、11段階の調色ができる優れもの。
ベッドルームの照明は「イケア」で購入したペンダントライト。空間に上品な華やかさを演出。
照明とプロジェクターの機能を兼ね備えた「アラジン」で空間を広く見せる
「賃貸に住んでいたときから愛用中の、シーリングライト・スピーカー・プロジェクターが一体になった『アラジン』を新居にも設置。テレビを置かずに済むぶん、部屋がすっきりするので気に入っています」
これから中古マンションを購入する方にアドバイスは?
資産性を重視して家選びを。お金のかけどころと抜きどころを見極めて
「アクセスがよく管理や設備が充実した、資産性が期待できるマンションを吟味するのがおすすめです。私は内見した物件の条件を細かくエクセルで管理して比較・検討していました。インテリアや家電の値段はピンキリですが、リセールが難しめであることや、これからライフステージが変わっていく可能性も踏まえ、手持ちのものを活用したり、プチプラでそろえたりするのも手かなと思っています」
撮影/三浦晴 取材・文/海渡理恵