ライターが「これは今、本気で使える!」と実感したユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載【ユニクロ 読む試着室】。
ただの紹介ではなく、実際に着て・動いて・試してわかった「リアルな使い心地」や「見た目の印象」まで徹底レビュー。サイズ感や素材感など、気になるポイントは編集部が独自に調査&細部の写真とともに、読者が“手に取るようにわかる”ようお届けします!
長いシーズン、幅広いシーンで着られる!着回し力抜群、ユニクロの万能パーカをレビュー!
ユニクロ「ドライスウェットフルジップパーカ」¥3990
8月ももう終わり。徐々に秋を意識し始める頃ですが、秋といえば重ね着で重宝するのが、パーカです。ということで今回はユニクロの新作「ドライスウェットフルジップパーカ」(¥3990)のご紹介です。
「カジュアルチックになってしまうからパーカは苦手」「まだ寒くはないから、さらっとした生地だと嬉しい」「パンツもスカートにも使えるのが欲しい!」という声もあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
ドライスウェットフルジップパーカの「細部」に注目!
今回レビューするのは、ドライスウェットフルジップパーカのブラック、Mサイズ。絶対一つは持っていたいアイテムですが、よりオンオフ/カジュアル&キレイめと幅広く着られる新作に注目しました。
質感:軽やかでなめらか、快適なドライタッチ
パーカを手に取ると、まず感じるのはしっとりとした高級感のある表面。レーヨンを混紡したスウェット生地は、一般的なパーカにありがちな粗さがなく、なめらかな肌ざわりです。
ドライ機能を備えた生地は、汗をかいても肌離れがよく、長時間着ていてもさらっと快適。ムレにくいので、スポーツ後のクールダウンや暑い時季に持つ“念のためのはおり”としても重宝しそうです。生地自体は厚すぎず薄すぎず、室内でも屋外でも使いやすい中肉感で、季節の変わり目や春秋にもぴったり。スウェット特有の重さやもたつきがないので、羽織っていることを忘れるほど軽やかなのも嬉しいポイント。表地の微光沢がキレイめ要素をプラスしてくれるので、「部屋着っぽく見えない」パーカを探している人にもおすすめです。
加えてこのパーカは、マシンウォッシャブル仕様(乾燥機は不可)。ドライ生地とはいえ、汗などの汚れの蓄積を気にしなくていいのは嬉しいですね!
色み:墨っぽさのあるブラックで着こなし自在
ブラックは、ユニクロらしいクセのない真っ黒に近い発色。光を吸い込むような深みがありつつも、生地の微光沢があるため重くなりすぎず墨のような色合いにも見えます。カジュアルにもキレイめにも合わせやすく、スポーツ感が前面に出すぎないのも魅力です。
白やグレーのインナーでメリハリをつければ洗練された印象に、同色の黒パンツと合わせればモード感が高まります。鮮やかなカラーボトムスや柄物とも相性がよく、さし色コーデのベースにも最適。長いシーズン使える色なので、ワードローブに一枚あると重宝します。特にこのパーカは素材感が上品なので、ブラックの持つ引き締め効果と相まって、全体のシルエットをスマートに見せてくれるのがポイント。色落ちもしにくく、長く愛用できる万能カラーです。
リブやフードのコード、ジップも同系色で、クセがなく汎用性の高いアイテムです。
デザイン:トレンドとも合い、スタイルアップが叶う洗練パーカ
このフルジップパーカは「ショート丈・ゆったりシルエット」に設計され、リラックスした雰囲気と動きやすさを両立しています。トレンドにもマッチする絶妙な丈は、着るだけでバランスのよいスタイリングが叶います。
フルジップ仕様は温度調整の自由度も抜群。ファスナーを閉じれば保温性が高まり、開ければ風通しがよくなる設計で、気候やシーンに応じた着こなしが可能です。
袖と裾はリブ仕様で、体にしなやかになじみつつ立体感のあるシルエットを演出。余分なゆとりを抑えてすっきり見せる効果もあり、着心地と見た目を両立しています。また、どちらも先に向かって細まるデザインで、肩まわり・胸まわりに余裕のあるデザイン。着るとこんな感じで、肉感を拾わないのに腰や手首は細く見せるので、着やせ効果抜群です。
ちなみに両サイドにはポケットがつき、小物収納にも便利です。機能性を損なわず、切り替えの部分にあってポケットの主張がないため、シーンを選ばず使えるシンプルで上品なデザインに仕上がっています。