無料の会員登録をすると
お気に入りができます

都内&東京近郊で建築めぐり!有名建築家が手がけた名建築8選

のんびりおでかけしたい休日にピッタリなのが、建築巡りです。本記事は都内と東京近郊の、有名建築家が手掛けたスポットをご紹介。気になるスポットを訪れて、感性を磨く知的な時間を過ごしてみて。

【ル・コルビュジエ設計】常設展はモネ、ルノワールなど名作ぞろい/国立西洋美術館

picture

実業家の松方幸次郎が収集した「松方コレクション」を基礎に、西洋美術に関する作品を広く保存・公開する美術館として、昭和34(1959)年に作られた「国立西洋美術館」。こちらの本館は近代建築の巨匠の一人として名高いル・コルビュジエによる設計で、世界文化遺産にも登録されています。
同館では印象派をはじめルネサンスから20世紀半ばまでの西洋絵画 ・彫刻を中心に、6,000点を超える作品を所蔵。モネ、ルーベンス、ルノワール、ミロ、ピカソらの有名作品が多数あり、それらを常設展で鑑賞できるのが魅力です。

picture

【黒川紀章 設計】ガラスのカーテンウォールが印象的/国立新美術館

picture

乃木坂駅から徒歩約5分、「国立新美術館」は平成19(2007)年に開館した日本で5館目の国立美術館です。延べ14,000㎡という国内最大級の展示スペースを誇り、企画展や公募展などを中心に多彩な芸術表現を紹介しています。
建物は黒川紀章による設計で、大きく波打つようなガラスのカーテンウォールが印象的。開放的な吹き抜けの1階ロビーからは、青山公園の緑など近隣の自然をガラス越しに眺めることができます。
巨大な逆円錐形の上に浮かぶように設計されたレストランやティーサロンでは、開催中の企画展とコラボレーションしたスペシャルメニューなどを味わうこともできますよ。

picture

【フランク・ロイド・ライト設計】ティータイムも楽しめる元女学校/自由学園明日館

picture

池袋駅から徒歩5分ほどの場所にひっそりと佇む「自由学園明日館(みょうにちかん)」。大正10(1921)年、女学校・自由学園の校舎として建てられた学校建築です。
設計したのは、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト。同氏は、旧帝国ホテルなどの設計を手掛けた人物としても知られています。また、敷地の南側には遠藤新の設計により昭和2(1927)年に建てられた講堂があります。
平成9(1997)年には、これらの建物全体が国の重要文化財に指定。現在は使いながら保存する「動態保存」のモデルケースとして広く一般公開されており、自由見学(有料制)はもちろん、セミナー、コンサートなどで多くの人々が訪れる場となっています。

picture

【安藤忠雄 設計】多様なカルチャーを発信する文化商業施設/表参道ヒルズ

picture

「表参道ヒルズ」は、平成18(2006)年に開業した複合施設。表参道のランドマークとして親しまれてきた昭和初期の集合住宅「同潤会青山アパート」跡地を活用して建てられました。
表参道の景観と環境の調和をテーマにした3館構造となった建物は、安藤忠雄による設計。本館内の中央にある地下3階~地上3階の6層にわたる吹抜け空間や大階段、表参道の坂と同じ勾配で設計されたスパイラルスロープなどが特徴的です。
また、建物東端には旧建物を再現した「同潤館」も設置。歴史と現代建築が融合した空間となっています。

picture

【内田祥三 設計】ノスタルジックな気分を味わえる複合施設/港区立郷土歴史館

picture

白金台にある「港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)」は、日本の公衆衛生の向上を目的とした研究機関「公衆衛生院」として、昭和13(1938)年に建てられました。
その役割を終えた後も、歴史的に貴重な建造物として保存や改修が行われ、現在は「港区立郷土歴史館」を中心とした複合施設として活用されています。
建物の設計を担ったのは、東京大学の安田講堂の生みの親である内田祥三(うちだよしかず)。「内田ゴシック」と称されるデザインで人気を博した建築家です。館内の至るところに華美な装飾が施されており、ノスタルジックな気分を味わえます。

picture

【丹下健三 設計】近代的なデザインの大聖堂/東京カテドラル聖マリア大聖堂

picture

世界的に有名な建築家・丹下健三の設計によって昭和39(1964)年に建設されたカトリック教会「東京カテドラル聖マリア大聖堂」。上空から見ると十字架の形になっている近代的なデザインが特徴です。
大聖堂の中は打ちっぱなしのコンクリート壁に囲まれており、天窓から差し込む光がとても神秘的。聖堂後方にある巨大なパイプオルガンも荘厳な雰囲気を醸し出します。
クリスマスには例年クリスマスミサが行われています。

picture

【ジョサイア・コンドル 設計】和と洋が調和した建築と庭園が美しい/旧古河庭園

picture

西ケ原駅から徒歩約7分のところにある「旧古河庭園」。武蔵野台地の高低差を生かして、高台には洋館を、斜面には洋風庭園を、低地には日本庭園を配した都立庭園です。
洋館と洋風庭園は、鹿鳴館やニコライ堂などを設計したジョサイア・コンドルによる設計。大正6(1917)年に竣工した洋館内に、和室を取り込んでいるという造りも特徴的です。
春と秋のバラの開花シーズンには、洋風庭園の約100種200株のバラが咲き誇り、洋館とバラが調和した景観美を堪能できます。洋風庭園と隣接する、京都の庭師・小川治兵衛が作庭した日本庭園も見逃せません。

picture

【隈研吾 設計】石の建築がインパクト大の人気スポット/角川武蔵野ミュージアム

picture

世界的な建築家・隈研吾がデザイン監修した「角川武蔵野ミュージアム」。図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設として、令和2(2020)年に埼玉の「ところざわサクラタウン」内に開館しました。
5階建ての建物は、隣接する水盤からの高さ約30m。約20,000枚の花崗岩で覆われているという石の建築はインパクト抜群で、見上げると、その大きさに圧倒されるはず。
本が棚にぎっしり詰まった「本棚劇場」をはじめ、美術、博物も一緒に楽しめる一味違ったミュージアム。本棚劇場で上映されるプロジェクションマッピングも見逃せません。

picture
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ