SNSで編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。今回は、編み物作家・けいとからさんのキット「さんとくふくろ」と「ハンドウォーマー」です。
作り手は、けいとからさん
カラフルなドイツのOpal毛糸を使った作品を制作。主にかぎ針を使って、ふっくらと見た目にもあたたかい、カラフルな小物を生み出している。
けいとからが生まれるまで
けいとからさんがこれまで制作してきた「さんとくふくろ」
けいとから
わたしの編み物人生のはじまりは、小学生の頃。祖母が編んでいた「カラフルな靴下カバー」のつくり方を教えてもらったのがきっかけでした。社会人になってからも、本を見ながら休日にひとり、気ままに編み続けていました。
そして子どもが生まれたあと、おさんぽ用のポシェットや帽子を編んだことをきっかけに、「小さくてかわいいもの」に魅かれるようになりました。今もその気持ちを大切にしながら、作品づくりを楽しんでいます。
ヴィヴィッドな色合いがさりげないアクセントになるハンドウォーマー
けいとから
その後、梅村マルティナさんのカラフルなOpal毛糸と出会いました。美しく移り変わるその色合いに心を奪われ、現在のようなかぎ針編みの作品をつくるようになりました。作品を見た友人たちから「教えてほしい」と声をかけてもらうことが増え、やがて小さな編み会を開くようになりました。
けいとから
その後、マタニティサロンやカフェなどで作品を置いてもらえるようになり、minneでの販売も始めました。編み物のおかげで、わたしの活動範囲はすこしずつ広がっていきました。
“しあわせな記憶”になってほしい
自宅でハンドメイドを楽しむことができる、opal毛糸のセット。
けいとから
日常に、カラフルで小さな“けいとから”の作品をプラスすることで、ちょっとしたわくわくを感じてほしいという想いで、Opal毛糸の小さな作品を編んでいます。
小さなグラニースクエアモチーフをステッチでつないだ、かぎ針編みの小さいサイズの巾着袋のキット。
けいとから
今期からは“けいとから”で販売している作品を、ご自身で編んで楽しんでいただける「キット」の販売を始めました。編み図はできるだけシンプルに、わかりやすく。そして何より、編みやすさを大切にしながら、試行錯誤を重ねています。隣り合うOpal毛糸の色同士が、お互いを引き立て合うような組み合わせになるよう、何度も試し編みをし、納得のいくかたちに仕上げたものだけをキットにしています。
かぎ針編みの、ふんわりカラフルなリストウォーマー