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“積読”に罪悪感を感じているあなたへ。年末に決着!手放す?読む?残す?[本のお片付け]

「本屋さんが好きで、つい寄り道をしては本を買ってしまう」とか「夜中になんとなくポチッと」……そんな本が部屋の片隅に積読(つんどく)になっていませんか? 何とかしようと思いつつ先送りにしてしまうクセは、小さなステップのタスク管理で解決しよう!

今年の積読、今年のうちに

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ベッドの横、リビングの棚、テレビの横になんとなく……ついうっかり吹き溜まりになってしまうそんな場所に積読は発生する。本屋さんにふらりと寄って、平積みにしてある人気作品を買ったはいいけど読まずにそのまんま、という経験は誰にでもあること。「これ、なんとかしなきゃな」と見るたびに思うのだけれど、なかなか進まない。

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その原因はおそらく「今の自分と積まれた本たちとの距離感」の問題なんじゃないかな? と、みんなうすうす気づいてはいるけど、「まあいいか」となかなか手が出ない。
そんな時は、本より先にまずはアタマやココロの整理なり片付けをやってみたほうがいいみたい。

本との距離って?

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部屋の片隅に積まれている本たちは、今の自分と何らかの乖離が生じて積読化されているのは間違いない。仕事でイヤなことがあったときに書店に寄り道をしたら、転職関係の本や処世術の1冊を選ぶだろうし、映画やドラマに沼ったことがきっかけで作者の作品を検索してポチッてしまうのはよくあること。

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しかし、職場の雰囲気が好転したり新クールのドラマに夢中になると転職本や原作本は積読化してしまう……と、ここまで読んで「はいはい、じゃあ片付けるよ」と手を伸ばせた人はぜひ作業を開始してほしいけれど、まだ先延ばしにしそうな人は、本よりもベッドサイドよりも何よりも「アタマの中が散らかっている」に違いない! だからまずソコを何とかしよう。

ではまず紙とペンを手にしてほしい。レシートの裏でもコピーの裏紙でもなんでもいい。

整理整頓のSTEPゼロ

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大変酷い殴り書きで申し訳ないが、私はいつも「先延ばしタスク」を1歩でも進められるように、できるだけ小さなステップをたくさん書き出して作業をゴールに導くように工夫している。なぜなら、強烈なサボり癖があるうえに「好きなコトしかやらない」性格が災いして、毎日365日24時間「優先順位」と戦闘状態にあり、部屋のみならずアタマが散らかりっぱなしだからだ。

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最初の6つはキッチンの引き出しを整理したくてごちゃごちゃと書いている。それ以降は積読の整理。
もしかすると文具好きのひとが見てくれているかもしれないので、敢えて余計なことを言うと、ノートはデルフォニックスのロルバーン、乱雑な文字を書いているのはジェットストリーム(決してペンのせいではない)箇条書きの先頭のドットはクリーンカラードットというペンを使っている。怠惰な自分を動かすためには色々と工夫やモノが必要なのだ。いつも私は仕事や家事、旅の段取りまで何でもこのノートに書き出している。

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まず酷いのが1項目目「タイトルを愛でる」とある。こんなことタスクにしなくてもいいようなモンなのだが、積読常習犯にとっては「何が積んであるのか全く記憶にない」ので、ここからがスタートになる。そして、「今、関心のないもの」をひとまず取り出す。そして次に今回の私の積読7冊全ての「最初の2ページだけ読む」予定だったのだが、1ページでギブアップな本が2冊もあった。

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もうこれらは読みたいひとの手に一刻も早く手あかが最小限の状態でお譲りするのが人情? というものなので、丈夫そうな紙袋に息子のコミックと一緒に入れて、宅配業者さんが取りに来てくれる、あの便利な買取システムを申し込んだ。

「積読片付け」がもたらすもの

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このイラストほどの大掛かりな片付けをしなくても、ひとまず1か所だけでも気になったところが片付けば、自分にマル印が付く。そして紙に書いたタスクにチェックを入れることができる。実は、積読が発生するのには理由がある。数分で解決できそうなことなのに、毎日目にしているのに手が出ない……のは「今、それじゃないし」と、他の家事や在宅ワークのタスクを優先させているからだ。

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いつまでも積読整理はタスクのトップには這い上がってこられない。片付かない本は埃をかぶるだけでなく、実は私たちのココロをじわじわとむしばんでいく。「ずっとできていない」ことを毎日目にする度に、実は小さなバツ印が毎回ココロに付けられて溜まっていくからだ。片付けだけではなく、不用な本を買ってしまった罪悪感だってあるし、実は思った以上に積読は私たちを静かに責め立てているのかもしれない。

積読を生まない工夫

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ところで今回、積読から解放されて「読んどく」に昇格したのは、この3冊。このうち1冊は今年のお正月に半分くらいまで読んだのはいいけれど、ほったらかしになっていたものだ。今回、2ページだけ読んでみようと手に取ると、やはり面白い! とはいえ離脱した理由もあるはずなので、あまり執着しすぎないように他の2冊と並行して読んでいこうと決めた。

積読片付けは年末の大掃除のイントロダクションにぴったりかもしれない。
買取に出すといくらかのお金になるかもという少しの楽しみもあるし、紙に書き出す方法が自分に合えばアタマの中の整理整頓も叶うのでスッキリする。先延ばし癖のある人には特にオススメだ。

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