逆プロポーズに失敗した体験談3つ
ではここで、実際の逆プロポーズの失敗例をご紹介します。先程の失敗理由とあわせると、納得感を持って理解することができるかもしれません。
ケンカのあとの泣き落とし逆プロポーズ
当時32歳だったA子さんは、11歳年上の彼との関係に悩み、ひんぱんにケンカをしていたといいます。そしてついにあるときの大ゲンカのあと、彼女は泣きながら「どうして私のこと、わかってくれないの? 私は◯◯が好きで結婚したいのに……」と、泣き落としからの逆プロポーズをポロリと言ってしまったのだとか。
しかし彼からすると、ケンカの熱を持ったままの状態ですから、彼女の捨て身を受け止める余裕はありません。「なんだよそれ、今言われても困るんだけど」と逆に反発してしまい、逆プロポーズは失敗。その後しばらくして別れてしまったそうです。
転勤時に逆プロポーズ
28歳だったB子さんの仕事は、大手企業の営業職。バリバリの仕事人間として過ごしていましたが、ある日地方転勤が決まり、彼との交際をどうするか考え直すことに。そこで一大決心をして「転勤が決まったんだけど、あなたと結婚したい」と逆プロポーズ。正直彼女は、転勤先についてきてほしいと思っていたわけではありません。転勤といっても2年ほどだったため、その間にいろいろ準備して戻ってきたタイミングで結婚したいくらいに考えていました。
しかし彼としては、彼女のペースでことが進むのが納得いかなかったのか「そんな焦らなくても、転勤が終わって落ち着いたら考えればいいんじゃない?」と、スルーしてしまったのです。彼との温度差を見誤ってしまった彼女。不安を抱えたまま転勤、遠距離恋愛をスタートさせましたが、結局転勤中に、心とタイミングが合わなくなり、2人は別れてしまったそうです。
外堀を埋めつつ迫る恐怖の逆プロポーズ
最後は絶対にやってはいけない逆プロポーズです。
結婚に焦っていた30歳のC子さん。彼との関係は悪くないし、彼のご両親にも会ったことがあり、結婚はいつかいつかと待ちわびていました。でも一向にプロポーズをしない彼。それを見かねて、ある日C子さんは彼とC子さん、そしてC子さんのご両親との食事会を企画し、そこでC子さんの親から「2人は将来を考えているの?」と質問させたんだそうです。
彼はびっくりして「2人でゆっくり考えます」とタジタジしながら返答。C子さんはその回答が気に入らなかったようで、後日「あのときのゆっくりってさ……」と詰め寄ったんだそうです。すると彼はC子さんの策に気づき、2人はケンカに。
結局彼としては、親というカードを切ってまで迫るC子さんに冷めてしまい、その後2人はうまくいかなくなってしまったそうです。
逆プロポーズに失敗したら別れるしかない?
逆プロポーズに失敗したら別れるしかないのか。その答えとしては、断られた状況次第という部分は大きいです。
今回失敗した例を3つご紹介しましたが、彼らは、失敗した直後に別れたのではなく、失敗をきっかけにシコリを生み出してしまい、それを解消することができなかったため、別れることになってしまいました。
つまり1回断られたとしても、それをキッカケにきちんと話し合ったり、気持ちを入れ替えたりして彼との向き合い方を変えることができれば、結果はまた変わってくるということです。
プロポーズというと一世一代のカケに感じますが、女性から男性への逆プロポーズは、男性からのそれよりも若干軽く、また柔軟な表現や受け止め方ができます。
大事なのは、断られたときの彼の言い分やリアクションです。きちんと彼を見て、彼の気持ちを受け止めて、どうするべきか、しっかり考えていきましょう。
逆プロポーズは自分で人生をプランニングするひとつの手段
逆プロポーズは突拍子もないと思われがちですが、意外とメリットもありますし、ポイントを間違えなければ失敗する可能性も低いものです。人生は自分のペースでプランニングして歩いていくことが大切ですから、女性側からのこういった愛と勇気の決断も、考えてみてはいかがでしょう。
(おおしまりえ)
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