「時を着飾る」をコンセプトに、指輪と時計を組み合わせた指時計を生み出す「moco」。腕時計をそのまま小さくしたようなものや、表面に宝石をあしらったジュエリーのようなものなど、ほかではなかなか見られないアイテムばかり。時間を知る道具であると同時に、アクセサリーとしての美しさを兼ね備える特別な一品です。
時計と指輪を組み合わせた特別なアイテム
3つ並んだ、スタイリッシュな腕時計。でも、少し小さいような。それもそのはず、こちらは腕時計ではなく、指にはめる指時計。時計とアクセサリーを組み合わせたアイテムを作る「moco」のものです。
mocoは、もともとアクセサリー作家として活躍しつつ、腕時計の制作も手掛けていた中野貴臣さんが、2010年にスタートさせたブランド。
手元に華を添えるアクセサリーで、どこか神秘的なものとして扱われてきた指輪と、身に着ける道具である時計。その2つを組み合わせることで、単に時間を知るだけのものではなく、手にした人と共に歩む特別な存在になるように。そんな想いで、一つひとつの指時計を手作業で作り上げています。
精巧な作りに思わず見入ってしまう指時計の数々を、ぜひご覧ください。
腕時計をそのままミニチュアにしたような「Pal」
相棒という意味の名前がついた「Pal」シリーズは、まさに腕時計をミニチュアにしたよう。
メタルバンドタイプは、文字盤の数字を表す部分にラインと三角の記号のみが描かれたシンプルなつくり。カジュアルながらも洗練された印象を持ち合わせています。文字盤のカラーはホワイト・ブラック・シルバーの3色。蛍光針を使用しており、暗い場所では針だけが光って見えるという、まさに腕時計さながらのスペックです。
Palには、レザーベルトのタイプもあります。
こちらは、左右が非対称な文字盤が目を引くデザイン。ゆるいカーブを描く三角形のような形は、クラシックなようでいて新しさも感じさせます。文字盤のカラーはホワイトとブラックの2色展開で、時間はアラビア数字またはローマ数字での表記です。ベルトはシックなブラックやブラウンのほか、レッドなどの目を引くカラーもあり、お好きな雰囲気の1本を手にできます。
宝石の中に時計が浮かび上がる「Polish」
自分の時間を大切にする女性に向けたという「Polish」は、美しい宝石をあしらった指輪のよう。しかし、その表面をよく見ると、奥に文字盤があるのがわかります。
合成宝石を用いたもので、角度によって変化する色の濃淡と、奥深い艶がなんとも上品。天然石同様に、気泡や傷が入っているのも魅力です。
宝石の形はスクエアに近い「cadomaru」や楕円の「nagamaru」、正円のような「manmaru」の3種類。色味はそれぞれ異なるラインナップなので、見比べてみて、心惹かれるひとつを選んでください。
ファッションと実用性、どちらをも兼ね備える
珍しい指時計は、ひとつ身に着けるだけでも存在感があってお洒落。さまざまなアクセサリーと組み合わせることによって、より印象的なファッションを楽しむこともできます。
また、人と会っている際に時計を見ると、相手によっては不快な思いをさせてしまうことがありますが、指時計ならさりげなく時間を確認できますね。
電池交換や修理も受け付けているので、長く使い続けられますよ。指先に添えて、人とはちょっと異なるお洒落をしてみてはいかがでしょうか。
mocoのオンラインショップには、指時計のほかにネックレスも数種類用意されています。
東京・自由が丘にアトリエショップもあり、一つひとつのアイテムをじっくり見ることができます。予約制なので、行ってみたいという方はホームページのお問い合わせフォームか電話でご連絡を。
また、百貨店などでの催事に出展することもあります。直近では4月30日(火)まで、小田急百貨店新宿店2階のセレクトショップ「at/7o(アトリエナナマル)」にmocoのアイテムが並んでいるそう。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
photo / moco
moco
moco finger watch studio
東京都世田谷区等々力6-7-6
TEL: 03-6361-9422
※基本的に予約制。不定期で、予約不要で入店できる開放日あり