「ケンカするほど仲がいい」という一方で、修復できないこともあるようです。別れの原因となるものを聞いてみました。
神崎なつめ
彼と付き合いが長くなると、マンネリやちょっとしたすれ違いでけんかケンカをすることもありますよね。「ケンカするほど仲がいい」というように、仲を深めていくこともあるでしょう。
しかし、修復できなくなってそのまま別れを切り出されることもあるようです。どんなことをするといけないのでしょうか。
fumumu取材班は、ケンカのせいで別れてしまった経験のある女性に話を聞いてみました。
①人格否定
「生まれてからずっと信じてきた考え方とか、変えようのない環境とか、そういうのを否定して、困らせてしまいました。勢い任せで『ありえないから』と言ってしまい、彼をめちゃくちゃ傷つけてしまったようです。『俺って存在意義ないの?』と言わせてしまいました。
他人に言われても辛いのに、彼女である私に言われたのがショックだったみたいですね。他にも、彼が金融系の会社に勤めていたのでカチンときて、『金融なのに、マネーリテラシーなすぎじゃない!?』とか言ってしまったのも、今考えたらまずかったかも…。仕事って、生涯において大切なものだし、男性は特に社会的な面子に関わりますからね。
彼は立ち直れなくなってしまったようで、『一緒にいてもしんどいから』と別れを告げられてしまいました。やりすぎたと反省しています」(20代・女性)
②他の男と比較
「ケンカをすると、『〇〇はこうしてくれるのに』と、ついつい、周りの彼氏なんかが羨ましくなって、他の男性を引き合いに出してしまいますよね。私としては、ちょっと変わってくれればいいと思っていただけなのですが、かなり傷つけてしまったみたいです。
『僕はそいつのようにはなれないし、どうしろというんだ?』と困ったような顔をされてしまいました。『そんなにそいつがいいなら、その男と付き合えばいいじゃん』と言われ、私の話も聞いてもらえずに振られました」(20代・女性)
③普通は〇〇
「ケンカの最中に、『普通はこうするよね』『常識的に考えて』とか、無意識に優位に立とうとして言ってしまうんですよね。『俺って普通じゃないの?』と言われ、ハッとしてしまいました。
でも、もう遅くて、謝っても『価値観が合わなきゃやっていけないから』と言われ、お別れすることに。確かに恋人相手だと、価値観を否定されているように感じるし、相手の価値観を押し付けられているようにも思う言葉だったと思いました」(20代・男性)
相手の存在そのものを否定したり、代わりがいるように感じられる言動は控えた方が良さそうです。相手と衝突した原因を探って、思いやっていくことが、仲良くなるポイントかもしれませんね。
(文/fumumu編集部・神崎なつめ)