あまり気をつかいすぎずシンプルに報告する
結婚報告を喜べないのは、受け手側のタイミングの問題が大きい。前述したように、そのとき幸せでなかったり、メンタルが安定していなかったりするといった問題だ。
これを結婚報告する側が気をつかって対処することは難しい。逆に気をつかって報告しようものなら相手を深く傷つけかねない。
「○○ちゃんも婚活、大変だと思うけどうまくいってほしいな!」
「私は結婚するけど、結婚が幸せとは限らないし……、結婚して実家から離れなきゃいけないのは結構つらいよ!」
など、どれだけ配慮したつもりであろうと、「結婚したいのにうまくいかない人」からすればモヤっとはするものだ。
幸せアピールをされても不快、申し訳なさを漂わせられても不快。ならば、さらっとシンプルに報告するのが最善策ではないだろうか。
自慢はしない
とはいえ、最低限、これは「報告」にすぎない、という意識は必要かもしれない。
花嫁はなんのためにベールを被るか、ご存知だろうか? 幸せをつかんだ花嫁は、まわりから妬まれるため、危険から身を守るためにベールで姿を隠すのだ。
LINEで報告するにしても、ベールを被ったつもりで文章を考えてほしい。あまりウキウキルンルンムードを出さないよう心がけるほうが身のためだろう。
とはいえ、淡々と報告したとしても、「おめでとう! プロポーズはなんて言われたの!? 指輪はどこのブランド!?」と、いい反応をしてくれる友人もいるかもしれない。
このあたりの対応は難しいが、複数名の友人の前で報告するのなら、「誰がどう感じるかわからない」という意識のもと、自慢にならないよう細心の注意ははらってほしい。
幸せな報告を素直に受け取ってくれない友人は必要か?
結婚報告で相手を傷つけないように心がけたいのは美しい友情だ。しかし、気をつかったとて彼女を救うことができないのであれば、あまり思い悩んだところで仕方がない。今はそういうタイミングなのだと理解し、簡潔にさわやかに報告してみてはどうだろう。
それに対して相手がいい反応をしてくれないのであれば、今は関わらないほうがいいのかもしれない。
女性の友情というのは難しいもので、ライフステージや環境が変わると仲よくできなくなることはかなり多い。
寂しいことだが、無理をせずに自然にしていれば、また時間が経って仲よくなれることもあると信じて、今は思い切ってあなたを祝福してくれる人とだけ関わってみるのもいいのではないだろうか。
(E子)
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