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「壁を作る人」の本当の心理

恋愛・結婚

相手と一線を引くのはいいこと? それとも、悪いこと? この記事では、壁を作って他人との距離を取ってしまう人の心理や特徴、恋愛・結婚・職場で一線を引く効果などについて、心理カウンセラーの小日向るり子さんに解説してもらいました。

小日向るり子

職場で一線を引く効果とは

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組織は生産性を上げて利益を生み出す使命がありますので、いくらやりがいがあって人間関係がよくても、ストレスフルな場所であることは確かです。

一線を引いて職場から解放されることで、仕事によるストレスを素早く解消することができます。

友人関係で一線を引く効果とは

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友人関係も恋愛関係と同様で依存に陥りやすいです。

特に現代は、友人のSNSで嫉妬したり孤独になったりしがちです。

あえて一線を引くことで、そうしたネガティブな感情を防ぐことができます。

一線を引くのはいいこと? 悪いこと?

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一線を引くのがよいことか悪いことかは、「何を基準にして」距離をおくかということによります。

一線を引く基準は「自分にとって心地よいか否か」で決めることが重要で、「自分にとってメリットがあるかないか」で距離をおいてしまったらマイナスとなります。

たとえば、上司に飲みに誘われたとき、「この上司のご機嫌をとっておけば出世が早くなる」という損得勘定で決定したら、それは結果マイナスです。

人の気持ちはそんなに単純ではありませんから。

どんな関係でもメリットばかり追い求めていると、いつの間にか自分が一線を引いているつもりが、自分のまわりから誰もいなくなっているという状況になりかねません。

一線を引くときには、自分自身の「心地よさ」を大切に

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本当はわかり合いたい相手であれば、恐怖心から壁を作ってしまうことはむなしいことですし、そうでない相手であれば、割り切ったほうがストレスは少なくなります。

他人と距離を取るということは、自分も一線を引かれる可能性があるということですので、自身の精神的自立も不可欠です。

むやみに一線を引くのではなく、自分が「心地よい」と感じる相手との距離感を覚えていきましょう。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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