手土産を贈るなら、美味しさはもちろん、センスも良くて気の利いた一品を選びたいもの。そこでこの連載では、おいしくてセンスのいい手土産を知る広報女子に、おすすめの一品をお伺いします。今回は、株式会社ジェイ・キャストの執行役員であり、広報も担当されている蜷川聡子さんに、相手が喜んでくれる、とっておきの手土産を教えていただきました。
手土産を贈るなら、美味しさはもちろん、センスも良くて気の利いた一品を選びたいもの。そこでこの連載では、おいしくてセンスのいい手土産を知る広報女子に、おすすめの一品をお伺いします。今回は、株式会社ジェイ・キャストの執行役員であり、広報も担当されている蜷川聡子さんに、相手が喜んでくれる、とっておきの手土産を教えていただきました。
Q. 蜷川さんおすすめの手土産を教えてください
大角玉屋の「いちご大福」です。
Q. いちご大福の元祖のお店ですね。蜷川さんがお気に入りな理由を教えてください
味と話題性です。今では多くのお店で見られるいちご大福ですが、大角玉屋さんが元祖です。昭和60年代にテレビで取り上げられたことをきっかけに、爆発的にヒットしました。
手土産は、美味しいだけでなく何か語れることがあるものにしています。皆さんがよく知るいちご大福には実は元祖があった!ということをお渡しするときに伝えることで話が盛り上がり、相手との距離が縮まります。
味も、もちもちの皮に包まれたいちごと餡のバランスが良く甘すぎず、年配の方や甘いものが苦手な男性にも好まれます。
Q. 大角玉屋さんのことは、どうやって知ったのですか?
近くの病院に入院していた時に、お見舞いでいただきました。そのときに、「いちご大福の元祖」の話を聞き、初めていちご大福に元祖があることを知りました。そのとき「へー!」と感心したので、その「へー!」を他の方にも届けています。味も良かったのでそれ以来、気に入っています。
Q. 実際に手土産に持って行ったときはどんな感じでしたか?
子供からお年寄りまで好まれるので、接待のときにご家庭にお持ち帰りいただく手土産としても喜ばれています。数を多くお持ちするタイプのものではないので、スタッフの多いオフィスに皆さんで……というよりも、小さなデザインオフィスに伺うときや、前出の接待の時のご家庭向けの手土産などに利用しています。
オフィスに伺ったときなどは、その場でお茶を入れていただき、一緒に「いちご大福の元祖」の話をしながら食べるのも楽しいです。
Q. それでは最後に、喜ばれる手土産の贈り方、選び方など、蜷川さんの「手土産のマイルール」を教えてください
なるべくストーリーがあるものにしています。今回のいちご大福のように「へー!」と言ってもらえるストーリーがあったり、会社の近くにある、あまり知られてはいないが評判の良い店を選んでいます。それらを、“何故これを持ってきたのか”という話と一緒にお渡ししています。
餡といちごの組み合わせが絶妙な元祖「いちご大福」
蜷川さん、ありがとうございました! 春になると、多くの和菓子屋さんやスーパーなどに並ぶいちご大福。いまでは誰もが知る和菓子ですが、日本初の「いちご大福」を生み出したのが大角玉屋です。虎屋が刊行している「虎屋文庫」にも掲載されるなど、和菓子の代表格の一つといっても過言ではないでしょう。
普通の大福ではなく、豆大福を使っているのも大角玉屋ならではのこだわりです。保存料などを一切使っていないため、日持ちはしないものの、手土産やギフトとして持っていけば、間違いなく誰にでも喜ばれる一品です。