別れたいけど、考えるほど迷ってしまう。そんな女子も多いかもしれません。でも別れたいなと思ったら、頭で考えるより自分の心のサインを読み取ったほうが、本当に後悔のない選択はできるものです。でも心の声っていったいなんのことでしょう?
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 16
「別れようかな、でも…」彼との別れに迷ったら、
チェックしたい5つの心のサイン
「あんな男、大っきらい!」
そう思えたら彼氏ともスパッと別れられるのでしょうが、多くの女性がすぐ決断できるものではないと思います。ちなみに筆者だって、過去付き合った男性とは、1年ちょっとした頃に「別れたほうがいいのかもな」と思ったものの、「でもやっぱり好きだし、いい部分もあるし」とマゴマゴした結果、4か月後に別れるというグダグダした別れを経験したひとりです。
ただ、最終的に別れてしまうのなら、やっぱり決断は早いほうがいい。とはいえ、もう1回やり直せるなら、やり直したほうがいい。正解はどっち……と迷ってしまいますよね。そこで今回は、別れる適切なタイミングの見分け方につて、心にフォーカスして見つけてみましょう。
好きが消えるのを完全に待つのは無理
そもそもお伝えしておきたいのですが、“気持ちがサッパリどこかに消え失せた”といったような、100%相手に情がなくなる状態を待つのは、不可能に近いです。それはなぜかと言うと、ニンゲンの頭というのは、希望的観測とネガティブな予想、どちらもする生き物だからです。
彼に対する気持ちが9割冷めていたとしても「でも最初の頃はすごく優しかったし」「一緒にいると安心はできるし」「もう彼氏ができないかもしれないし」といった、1割の希望的観測を思考は生み出します。
そのため、人はうんうん悩み、決断できないのです。そんな面倒なニンゲンの性格と付き合いながら、適切な別れのタイミングを見つけたいとき、どうしたらいいか。実は答えはシンプルです。
『心の声を採用する』
これだけです。
「なんとなくこれが良いと思う」といった漠然とした直感もそうですし、「気持ちがワクワクする」とか「なぜか無性に嫌な気持ちになる」なんてのも、心が反応している証拠です。直感力が優れている人は、日頃から心の声を聞く習慣があり、気づきやすいものです。でも頭で考えて生活することが多い人たちは、この心の声を採用する勇気がありません。
これって実はとっても損だし、時間のロスも起こしてしまうことなのです。
これがタイミング! 別れを見極める5つの心のサイン
頭で考える損得勘定よりも心の声に素直に生きたほうが、幸せに生きることができる。とはいえ頭で考えることが当たり前すぎて、どうやって心の声を拾ったらいいか、最初はわからないと思います。そこで今回は、別れたいな〜と迷ったら、ゆっくり感じてほしい5つの“心のサイン”をご紹介します。
・彼との約束の日に体調を壊したり、急な予定がバッティングしたりする
彼とのデートって、普通は楽しみなはずですよね。でもそんな日にタイミング悪く体調を壊したり、別の予定が入ってきたりする場合、無意識に心がストレスを感じ、会うことを拒絶している可能性もあります。
また予定のバッティングについては、もともと彼との予定が入っていればスルーするようなものに目が止まりやすくなっていたり、単純に逃げたい気持ちが別の予定を引き寄せていたりする場合もあります。
・手をつないだ時に安心感やポジティブな気持ちを感じない
ある経営者が教えてくれたのですが、彼は初対面の人とは必ず握手をするそうです。その理由は、握手した時の感覚で、相手との相性を確認する意味もあるんだとか。
肌と肌のふれあいは、心の反応や相性をみるには有効です。セックスもしかりですが、1番手軽なのは握手や手をつなぐこと。
大好きな彼であれば、手をつないだら安心できたりドキドキしたりするはずです。それが「なんか居心地悪いな」と思ったら、心はもう離れている証拠かもしれません。
・彼と付き合い続けたメリットをあげたとき、ワクワクしない
頭で考えてしまう人は、あえて思考を出し切り、そのうえで心に判断してもらいましょう。別れたいなーと思っている彼と付き合い続けた時、このまま結婚に進んだ時のメリットを考え、それに対して心がどう反応するか考えてみます。
メリットしかあげていないのですから、普通なら嬉しさや楽しさが出てくるはずです。それでも抵抗感を覚えるなら、心はNOと言っているのかもしれません。
・なんとなく新しいものが欲しくなったり、新しい場所に出かけたくなる
「なんとなく」で私達はいろんなものに興味関心を示すものですが、人間は思っている以上に、状況からくる気持ちに引っ張られているものです。たとえば「なんとなく行ったことのない場所に遊びにいきたな」とか「何か新しいことを始めたいな」とかは、実は今の状況が硬直していて、抜け出したい気持ちを反映していたりします。
新しい風を無性に感じたい人は、心が今の彼じゃないって、実は叫んでいるのかもしれませんよ。