結婚しなきゃいけない、結婚すれば幸せ、なんてことはありませんが、こちらが結婚を意識しているときに、彼に取り合ってもらえないのは悲しいもの。そこで今回は、ライター・牧ぐりこが男性のみなさんに「彼女との結婚を意識した瞬間」について聞いてきました!
文・牧ぐりこ
私たち、10年後は何をしているのかな
「付き合って長い彼女がいます。『元号も変わったし、あんなに先だと思っていたオリンピックが来年だなんてびっくりだ……』という話をしていたんです。
そんな時に彼女がふと『私たち、10年後は何をしているのかな』と言ったんです。すると頭に、10年後の僕と彼女が、子どもを挟んで手をつなぎながら、公園を散歩している様子がふっと浮かんできました。今より少し都心から離れた場所に住んで、ゆったり暮らしている様子が想像できたんです。
生涯のパートナーはこの子で、ずっと一緒にいたいなと、自然に『結婚』を意識しました」(33歳・営業)
急に10年後の話をするのは重いかもしれませんが、オリンピックなど、すこし先のイベントをフックにすると、2人の未来も想像しやすいようです。元号改正も、オリンピックのチケット発売も、あっという間に訪れた気がするのは、ぐりこだけでしょうか……。
あなたの子どもは目がキリッとしてそうだね
「彼女も知っている僕の上司に、子どもが生まれました。毎日インスタに動画があがっているのですが、上司にそっくりなんです。『眉毛が似ているね』『表情がそっくり!』などと2人で話していたら、彼女が『あなたの子どもは目がすごくキリッとしてそうだね』と笑ったんです。僕も『きみの子はほっぺが真っ赤だろうから、どれだけ目もとがキリッとしていても迫力がないね』なんて言って想像したんです。自然と、2人の子どもの顔を思い浮かべていました。
彼女との同棲生活に不満はないのですが、結婚して子どもが生まれたらもっと賑やかになりそうだな、と思いました」(38歳・デザイナー)
身近な人に子どもが生まれたのをきっかけに、結婚を意識する男性もいるみたい。子ども好きの男性に限るのかもしれませんが、「自由がきかなくなってしまう」「責任が重くなってしまう」といった結婚のマイナスイメージを、一時的に吹き飛ばしてくれる魅力が、赤ちゃんにはあるようです。
結婚したら、もっと落ち着いた暮らしをするよ
「友達何人かと、彼女も交えて飲んだ時のことです。友達が彼女を指して『いつまでもフラフラしてそうだよね』と言ったんです。たしかに僕の彼女は、お酒や遊びが大好きで、男性とのサシ飲みにも気にせず出かけるタイプの子です。
でも彼女は『結婚したら、もっと落ち着いた暮らしをするよ』と笑っていました。『今しかできないから、たくさんの人に会って、いろいろな場所へ出かけているだけで、結婚して落ち着くのも良さそう』と言うんです。2人の時に言われたらちょっと重く感じていたかもしれませんが、その時は勝手に結婚生活を想像してしまいました。同じくらいの時間に彼女も家に帰ってきて、一緒にご飯を食べて、テレビを見たり仕事の話をする。そんな暮らしも楽しそうで、初めて彼女との結婚を考えました」(35歳・出版社)
友達と彼女の会話だったからこそ、気楽に結婚のことを考えられたようです。圧をかけられるのを嫌がる男性は多いですが、女性の発言をきっかけに、結婚を意識することもあるみたい!
以上「彼女との結婚を意識した瞬間」エピソードでした。自分から結婚の話を振るのは怖いという女性も、成功事例を参考に、話をしてみては!?
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