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「優柔不断な彼」の背中を押す方法

辞書で「優柔不断」をひくと、「ぐずぐずして物事の決断のにぶい・こと(さま)。-な性格」と出ます。コーヒーかお茶かで迷うくらいならいいのですが、将来の答えをなかなか出さない彼には困ってしまいますよね。決断ができないのはなぜなのか? イケメン評論家でもある作家の内藤みかさんが、決断を先送りさせないための、“優柔不断男子”のトリセツをひもときます。

内藤みか(作家・イケメン評論家)

友だち以上恋人未満の関係を1年も続けているのに、全然彼女にしてくれない、もう2年もつきあってるのに、彼がプロポーズしてくれない、などと、優柔不断の彼に悩む女性は多いもの。どうして彼が白黒はっきりしてくれないのかを考えてみましょう。

愛情と時間は比例しない

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そもそも、なぜ「もう○年も」というグチが出てしまうのでしょう。長く交際していればそれだけ関係が深まる、というわけではないのです。ときどき、出会って間もないのに結婚するカップルもいるように、恋愛感情というのは時間に比例していません。

けれど女性のほうは、時間がたてばたつほどイライラして、男性を責めたくなる生き物。自分が損をしてしまっているかのように感じてしまうせいなのです。

K美さんもそのひとり。もうすぐ30歳になってしまうのに、恋人がなかなか結婚を切り出してくれないことで「このままじゃ婚期を逃しちゃう」と焦っています。

せっかちすぎる女性が損をする

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女性は30歳、35歳など、年齢の区切りをかなり気にします。その大きな理由は妊娠。「子どもを作りたいから30代で結婚したい」という気持ちが強いので、急いでいることが多いのです。

いっぽう男性は妊娠をするわけではないので、急いで結婚する必要をそれほど感じていません。そこに両者の大きな差があるようです。

タイムリミットを意識するあまり、女性は恋愛でもせっかちです。「彼女にするの? しないの?」と白黒つけたくて彼にせまる女性の言い分は、「ダメなら早く次にいきたいから」。

自分の想定する年齢での結婚を急ぐあまり、相手に○か×かと答えをせかしてしまいがち。けれど先を急ぎすぎると損をしてしまいます。

タイミングを待つロマンチストな男性

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いっぽう、男性の言い分を聞いてみると、「彼女の気持ちはうすうすわかってる。友だちが結婚したとか、なにかと結婚の話題を出してくるし……。はっきりしなきゃ悪いなとは、わかっているんだけど」と、女性の思いは伝わっているようす。

「結婚するなら彼女だろうなと思ってはいるんだけど」と言うのに、なぜゴールインへ踏み切らないのでしょうか。

実はその理由は、「いまだ! というタイミングがないので、切り出す理由が見えない」というものでした。恋人のままでもじゅうぶん楽しいので、双方の親へのあいさつや披露宴の手配などで忙殺されそうな結婚にしり込みしてしまうのです。

特に、仕事で多忙なときには、結婚のあれこれは、避けたがるのです。

ベストなタイミングはいつ?

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それでは彼らの言う「ベストなタイミング」とは、どんなときなのでしょう。

実は、「彼女の誕生日」にプロポーズをする人が多いのです。バースデーにはもともと、プレゼントなど、彼女が喜びそうなものを用意しているもの。それにさらにサプライズで彼女をもっと幸せにするために、プロポーズを用意するのです。

ただでさえ喜んでくれる彼女にさらにおいうちをかけ、感激で涙してくれたら、彼は大満足し、結婚を決意してよかった、と思うはず。「自分はひとりの女性をこんなにも幸せにできる男なのだ」という誇りこそが、男を燃えさせるのです。

このドラマティックなシーンが心にあるからこそ、この先のさまざまな手続きにも立ち向かえる気になれるのでしょう。

バースデーにプロポーズしてくれない彼の心理

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「でも私の彼は、バースデーの時にプロポーズをしてくれなかった……」とため息をつく女性も少なくないでしょう。それはもしかしたら彼なりのタイミングではなかったのかもしれません。

何人かの男性は「彼女が30歳になったから」などと、年齢に区切りがつくころに決断をします。人によっては「彼女が30になる前に」と、29歳の時にプロポーズをすることも多いもの。

ここで先ほどの、プロポーズ待ちのK美さんの話に戻りますが、彼女もバースデー・プロポーズをしてもらえないひとりでした。でもその原因は彼女にもある、と私は思います。

K美さんは「私たちってこれからどうなるの?」と彼に何度もたずねたり、「友だちのなかで結婚してないの私だけなんだよ」と訴えてみたりと、彼にプレッシャーをかけていたのです。

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